履歴書の免許・資格の書き方|正式名称一覧と書く順番・ケース別の例を解説

履歴書の免許・資格の書き方|正式名称一覧と書く順番・ケース別の例を解説

「履歴書の免許・資格欄は、どの順番で書けばいいのか」「資格名は略称でもいいのか」と、応募書類を準備しながら迷っている方も多いのではないでしょうか。

免許・資格欄は、取得した順に、正式名称で、「合格」「取得」などを正しく使い分けて書くことが基本です。 書き方のルールを押さえるだけで、採用担当者に丁寧で正確な印象を与えられます。

この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、履歴書の免許・資格欄の書き方を手順に沿って解説し、エンジニア向け資格の正式名称一覧や、勉強中・資格がない場合の書き方も紹介します。

結論:免許・資格欄の書き方の基本

免許・資格欄で押さえるべきルールは、それほど多くありません。最も大切なのは、略称を使わず正式名称で書くことです。

・取得した年月の古い順に書く(免許を先にまとめる書き方もある)
・年の表記は、履歴書全体で西暦か和暦のどちらかに統一する
・資格名は略称ではなく正式名称で書く
・試験に受かったものは「合格」、免許や講習修了は「取得」「修了」と書き分ける
・最後の行の右端に「以上」と書く

履歴書の免許・資格欄とは

履歴書の免許・資格欄は、これまでに取得した免許や資格を記載する欄です。応募者の知識やスキルを客観的に示す材料になり、採用担当者が書類選考で確認する項目のひとつです。

エンジニアの選考では、資格よりも実務経験が重視される傾向があります。それでも、資格は基礎知識の裏付けや学習意欲の証明になるため、正しく書いておくことで評価を後押しする材料になります。

免許・資格欄の書き方5ステップ

免許・資格欄は、次の5つのステップで書くと迷わずに仕上げられます。

ステップ1:書く資格を洗い出し、取得年月を確認する

まずは、これまでに取得した免許・資格をすべて書き出します。取得年月は記憶に頼らず、合格証書や免許証で確認しましょう。

ステップ2:書く順番を決める

基本は、取得した年月の古い順に書きます。運転免許などの免許を先に書き、その後に資格をまとめる方法もあります。どちらの場合も、同じ欄の中で順番のルールを統一することが大切です。

ステップ3:年の表記を統一する

年は西暦でも和暦でもかまいませんが、学歴・職歴欄を含めた履歴書全体で統一します。和暦の場合は「令和」「平成」を省略せずに書きましょう。

ステップ4:正式名称と「合格」「取得」を書く

資格名は正式名称で書き、その後に「合格」「取得」「修了」「登録」のいずれかを添えます。使い分けの目安は次のとおりです。

・合格:試験に合格したことで認められるもの(例:基本情報技術者試験)
・取得:免許証や免状が交付されるもの(例:運転免許、電気工事士)
・修了:講習を受けて認められるもの(例:技能講習)
・登録:合格後に登録手続きが必要なもの(例:情報処理安全確保支援士)

ステップ5:最後に「以上」と書く

すべて書き終えたら、最後の行の次の行の右端に「以上」と書きます。これで記載の終わりを示します。

以下は、記入例です。

年月免許・資格
20168普通自動車第一種運転免許 取得
20194基本情報技術者試験 合格
202112応用情報技術者試験 合格
20246第二種電気工事士 取得
以上

ここまでの手順で、履歴書の資格欄は一通り書けるようになります。書類づくりや転職活動のはじめの一歩の進め方をLINEでもお届けしていますので、準備を進める参考に気軽に受け取ってみてください。

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正式名称の書き方一覧【IT系】

IT系の資格は、略称で呼ばれることが多いため、正式名称の確認が欠かせません。主な資格の書き方は次のとおりです。

よく使われる呼び方履歴書での書き方
ITパスポートITパスポート試験 合格
基本情報基本情報技術者試験 合格
応用情報応用情報技術者試験 合格
情報セキュリティマネジメント情報セキュリティマネジメント試験 合格
ネスペネットワークスペシャリスト試験 合格
デスペデータベーススペシャリスト試験 合格
プロマネプロジェクトマネージャ試験 合格
支援士(試験のみ)情報処理安全確保支援士試験 合格
支援士(登録済み)情報処理安全確保支援士 登録

出典:IPA「情報処理技術者試験」

情報処理安全確保支援士は、試験に合格しただけの場合と、登録手続きを済ませた場合で書き方が異なります。登録している場合は、登録番号を添えると正確です。

特定の企業の製品に関する認定資格(ベンダー資格)は、名称が英語表記であったり、改定で名前が変わったりすることがあります。認定証に記載された正式名称をそのまま書き、有効期限がある場合は期限内かを確認しておきましょう。

正式名称の書き方一覧【機電系・共通】

機電系の資格や、職種を問わず使われる免許・資格も、正式名称で書く必要があります。代表的なものを整理しました。

よく使われる呼び方履歴書での書き方
普通免許普通自動車第一種運転免許 取得
普通免許(オートマ限定)普通自動車第一種運転免許(オートマチック車に限る) 取得
電験三種第三種電気主任技術者 取得
二種電工第二種電気工事士 取得
乙4危険物取扱者乙種第4類 取得
機械設計技術者3級機械設計技術者試験3級 合格
製図の技能検定2級2級機械・プラント製図技能士 取得
フォークリフトフォークリフト運転技能講習 修了
技術士技術士(○○部門) 登録

正式名称や「取得」「合格」の表記は、資格によって慣例が異なる場合があります。迷ったときは、合格証書や免状、実施団体の案内に書かれている名称に合わせるのが確実です。

ケース別の書き方

免許・資格欄では、「この場合はどう書けばいいのか」と迷う場面がいくつかあります。よくあるケースの書き方を紹介します。

勉強中の資格がある場合

まだ取得していない資格も、応募職種に関連するものであれば書いてかまいません。「○○試験 合格に向けて勉強中(○年○月受験予定)」のように、取得済みの資格と区別して書きます。学習意欲を伝える材料になります。

書ききれないほど資格がある場合

応募職種に関連の深い資格を優先して書きます。関連の薄い資格は省略してもかまいません。すべて伝えたい場合は、職務経歴書に資格の一覧を載せる方法もあります。

資格を持っていない場合

空欄のままにせず、「特になし」と書きます。資格がないことだけで不利になるとは限らないため、職務経歴書で実務経験をしっかり伝えることに力を入れましょう。

取得年月がわからない場合

合格証書や免許証を確認しましょう。証書が見つからない場合は、実施団体に問い合わせると確認できることがあります。不正確な年月を書くのは避けましょう。

上位の資格を持っている場合

同じ分野で上位の資格を取得している場合は、上位の資格だけを書くのが一般的です。たとえば、応用情報技術者試験に合格していれば、基本情報技術者試験は省略してもかまいません。

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応募職種に合わせた資格の選び方・伝え方

免許・資格欄は、持っている資格を並べるだけでなく、応募職種との関連を意識して書くことで評価につながりやすくなります。

・インフラエンジニアなら、ネットワークやセキュリティ関連の資格を優先する
・機械設計なら、機械設計や製図、設計ツール関連の資格を優先する
・設備保全なら、電気工事士や電気主任技術者などの資格を優先する
・営業職から技術職を目指すなら、基礎知識を示す資格を必ず書く

相談の現場では、「資格欄に書けるものが少なく、評価が下がるのでは」という声をよく聞きます。しかし、エンジニアの選考では、資格の数よりも、どのような業務をどこまで担当してきたかが重視される傾向があります。

書類選考がうまく進まないときは、その原因が資格の不足にあるのか、経験の伝え方にあるのかを切り分けて考えることが大切です。資格を増やす前に、職務経歴書の書き方を見直すだけで結果が変わることもあります。

一方で、資格の勉強を続けたいのに時間が取れない、学ぶ機会がないという場合は、本人の努力の問題ではなく、職場環境の問題であることも少なくありません。

注意点・よくある失敗

免許・資格欄は書き方がシンプルな分、小さなミスが目立ちやすい欄です。よくある失敗を確認しておきましょう。

・略称で書いてしまう: 「基本情報」「普通免許」などの略称は、正式名称に直しましょう
・年の表記が混在している: 学歴・職歴欄と免許・資格欄で、西暦と和暦が混ざらないようにします
・「取得」と「合格」を混同する: 試験の合格と免許の取得を正しく書き分けます
・有効期限切れの資格をそのまま書く: 更新が必要な資格は、有効期限を確認してから書きます
・取得していない資格を取得済みと書く: 事実と異なる記載は、経歴詐称と判断されるおそれがあるとされます

事実と異なる記載が見つかった場合、内定の取り消しなどにつながる可能性もあるとされます。私たちはキャリアの専門家であり、法律の専門家ではありません。個別の判断が必要な場合は、労働基準監督署や弁護士などの専門窓口にご相談ください。

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まとめ

・免許・資格欄は、取得した年月の古い順に書くのが基本
・年の表記は、履歴書全体で西暦か和暦に統一する
・資格名は略称を使わず、合格証書や免状に書かれた正式名称で書く
・「合格」「取得」「修了」「登録」を資格の種類に合わせて使い分ける
・資格が少なくても、職務経歴書で実務経験をしっかり伝えることが大切

よくある質問

履歴書の資格欄は、免許と資格のどちらを先に書きますか?

取得した年月の古い順に書くのが基本です。運転免許などの免許を先にまとめ、その後に資格を書く方法もあります。どちらの書き方でも問題ありませんが、同じ欄の中で順番のルールを統一することが大切です。

運転免許は書いたほうがいいですか?

業務で運転する可能性がない職種でも、書いておくのが一般的です。客先訪問や工場間の移動がある職種では、選考で確認されることもあります。正式名称で「普通自動車第一種運転免許 取得」と書きましょう。

勉強中の資格は書いてもいいですか?

応募職種に関連する資格であれば書いてかまいません。「○○試験 合格に向けて勉強中」と書き、受験予定の時期があれば添えます。取得済みの資格と区別して書くことで、学習意欲を正しく伝えられます。

資格がない場合はどう書けばいいですか?

空欄にせず「特になし」と書きます。エンジニアの選考では、資格よりも実務経験が重視される傾向があるため、資格がないことだけで不利になるとは限りません。職務経歴書で経験を具体的に伝えましょう。

期限が切れた資格は書けますか?

更新が必要な資格で有効期限が切れている場合は、書かないか、失効していることがわかる形で書くのが望ましいです。有効な資格として書くと、事実と異なる記載になるおそれがあるため、事前に期限を確認しておきましょう。

取得年月を忘れてしまった場合はどうすればいいですか?

合格証書や免許証、免状で確認します。証書が見つからない場合は、資格の実施団体に問い合わせると確認できることがあります。推測で書くと事実と異なる可能性があるため、確認してから記入しましょう。

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この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部

主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。

この記事の監修者

人材紹介事業部 事業統括責任者 堀 凌也

関西学院大学卒業後、新卒で当社入社。入社直後よりリクルーティングアドバイザーとしてトップクラスの成績を収め、組織内最年少で拠点責任者に抜擢。
現在は求職者への価値提供と企業の採用課題解決を両立する事業統括責任者として、組織の急成長と人材育成を牽引。