面接のリスケは失礼?申し出る手順とメール例文をあわせて解説

面接のリスケは失礼?申し出る手順とメール例文をあわせて解説

「面接 リスケ」と検索されたあなたは、「日程変更を申し出たら印象が悪くなるのではないか」「今さら言い出しにくい」と迷っているのではないでしょうか。

面接のリスケ自体は、失礼にあたるものではありません。評価に影響しやすいのは変更を申し出たことではなく、連絡が遅れることと、代替日程を示さないことです。

この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、リスケが認められやすいケース、連絡の手順、理由の伝え方、そのまま使えるメール例文までを解説します。

結論:早く連絡し、代替日程を添えれば問題ない

対応の基本は決まっています。

要点は次の5つです。

・リスケの申し出そのものが選考に影響することは、多くありません
・判断が分かれるのは、連絡の早さと、代替日程を示しているかどうかです
・理由は詳細に述べる必要がなく、簡潔で構いません
・当日や前日の連絡は電話が基本
・エージェント経由の場合は、まず担当者へ連絡する

相談現場では「在職中で調整がつかず、言い出せないまま当日を迎えそうになった」という声を聞きます。言い出しにくさが最も避けたい結果を招くため、決まった時点で連絡してください。

面接のリスケは選考に影響するのか

企業側も、応募者の多くが在職中であることは把握しています。日程調整が必要になる事態は想定の範囲内です。

ただし、次の点は影響し得ます。

・連絡が直前になり、企業側の予定調整が難しくなる
・代替日程を示さず、企業に日程調整を委ねる
・変更の依頼が繰り返される
・理由が不明瞭で、志望度が低いと受け取られる

私たちが企業とやり取りする中でも、日程変更の相談は日常的に発生します。単発の変更であれば、選考の判断材料になることはほとんどありません。

リスケが認められやすいケースと注意したいケース

理由によって、受け止められ方には差があります。

理由受け止められ方補足
業務上のやむを得ない事情理解されやすい在職中であれば想定内
体調不良理解されやすい無理に出席するほうが避けたい
家族の事情理解されやすい詳細は不要
交通機関の乱れ理解されやすい判明時点で連絡
他社の選考と重なった伝え方に注意他社の存在は伏せる
予定を失念していた理解されにくい事実を述べ、簡潔に詫びる
準備が間に合わない理解されにくい別の理由に置き換えない

他社の選考と重なった場合、その事実をそのまま伝える必要はありません。 「業務の都合」として伝えれば十分です。

一方、失念や準備不足が理由の場合も、事実と異なる理由を作るのは避けてください。話に矛盾が生じる可能性があります。

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連絡のタイミングと手段

面接までの残り日数によって、適切な手段が変わります。

面接までの日数推奨する手段補足
4日以上メール相手の都合を選ばない
2〜3日前メール、返信がなければ電話送信後に確認
前日電話、その後にメール確実に届く手段を優先
当日電話のみメールだけの連絡は避ける
エージェント経由担当者へ連絡企業への連絡は担当者が行う

当日の連絡は電話が基本です。担当者が面接の準備をしている可能性があり、メールが確認されないまま時間が過ぎることがあります。

判明した時点で連絡するのが原則です。 「もう少し様子を見てから」と待つ間に、状況は悪化します。

リスケを申し出る5ステップ

順番があります。この順で進めると、やり取りが短く済みます。

・ステップ1:変更が必要と判明した時点で連絡する
・ステップ2:日程変更をお願いしたい旨と、簡潔な理由を伝える
・ステップ3:代替日程を3つ以上提示する
・ステップ4:企業からの返信に速やかに応じる
・ステップ5:変更後の日程を再確認する

ステップ3が最も重要です。候補日を示さずに依頼すると、企業側が日程を組み直す手間が発生します。

候補日は、平日の午前と午後を混ぜて幅を持たせてください。在職中で調整が難しい場合も、始業前や終業後の時間帯を含めると選択肢が広がります。

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リスケ依頼のメール例文

状況別に、そのまま使える形で示します。

例文1(業務上の都合・数日前に連絡する場合)

「件名:面接日程変更のお願い(氏名)

株式会社○○ 採用ご担当者様

お世話になっております。○月○日○時より面接のお時間をいただいております、○○と申します。

大変恐縮ですが、業務上の都合により当日の伺いが難しくなりました。日程を変更していただくことは可能でしょうか。

つきましては、以下の日程であれば調整が可能です。

・○月○日(○)終日
・○月○日(○)15時以降
・○月○日(○)午前中

ご都合のよろしい日程をお知らせいただけますと幸いです。ご迷惑をおかけし申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。」

例文2(体調不良・前日に連絡する場合)

「件名:面接日程変更のお願い(氏名)

株式会社○○ 採用ご担当者様

お世話になっております。明日○時より面接のお時間をいただいております、○○と申します。

体調を崩しており、当日の伺いが難しい状況です。直前のご連絡となり誠に申し訳ございません。

回復の見込みを踏まえ、○月○日以降であれば伺うことが可能です。以下の日程で調整いただけますでしょうか。

・○月○日(○)終日
・○月○日(○)14時以降

ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。」

例文3(当日・電話で伝える場合の要点)

「本日○時から面接のお約束をいただいております、○○と申します。大変申し訳ございませんが、体調を崩しており本日の伺いが難しい状況です。日程を変更していただくことは可能でしょうか。」

電話では要点を先に伝えてください。 経緯から話し始めると、用件が伝わるまでに時間がかかります。

企業側からリスケを依頼された場合

逆の立場になることもあります。この場合、応じるかどうかは自由です。

対応の基本は次の3点です。

・可能であれば柔軟に応じる
・調整が難しい場合は、対応可能な日程を示す
・繰り返される場合、理由を確認しても構わない

企業側の都合による変更が何度も続く場合、選考体制や社内の状況を示す情報として受け取ることもできます。ただし単発の変更であれば、通常の調整の範囲です。

リスケ連絡前チェックリスト【8項目】

連絡する前に、次の項目を確認してください。

□ 変更が必要だと確定している
□ 面接の日時と担当者名を正確に把握している
□ 面接までの日数に応じた連絡手段を選んだ
□ 代替日程を3つ以上用意した
□ 代替日程に、時間帯の幅を持たせている
□ 理由を簡潔に説明できる
□ 転職エージェント経由の場合、担当者に連絡した
□ 変更後の日程で、確実に対応できる

判定の目安は次のとおりです。

・6項目以上該当:連絡を進めてください
・4〜5項目:不足分を整えてから連絡してください
・3項目以下:代替日程の用意から始めてください。候補がない状態での依頼は避けたいところです

8項目目も重要です。変更後の日程で再び調整が必要になると、印象に影響します。

在職中の面接日程を確保する4つの工夫

そもそもリスケが必要になりにくい進め方もあります。

1. 始業前・終業後の時間帯を打診する

企業によっては、朝や夕方以降の面接に対応する場合があります。可能かどうかを、応募の段階で確認しておくと調整が楽になります。

2. オンライン面接を打診する

移動時間が不要になるため、昼休みや業務の合間に対応できる場合があります。IT系では対応する企業が多く、機電系でも一次面接をオンラインで行う企業があります。

3. 有給休暇を計画的に使う

複数社の面接をまとめて同じ日に設定すると、休暇の消化を抑えられます。面接の間隔は2時間以上空けておくと、延長時にも対応できます。

4. 繁忙期を避けて活動時期を設計する

案件の納期や量産立ち上げの時期が読めているなら、その前後を避けて活動を始める方法があります。

私たちが日程調整を代行する際も、まずご希望の時間帯を伺ってから企業に打診しています。在職中であることを前提に調整する企業は少なくありません。

データで見る|エンジニアの転職市場

日程調整に神経を使いすぎないための材料として、市場の状況も確認しておきます。

指標数値(目安)
情報処理・通信技術者の有効求人倍率1.43倍
全職業計の有効求人倍率1.12倍
IT人材の不足見込み2030年に最大約79万人
システムエンジニア(Webサービス開発)の平均年収約574万円
システムエンジニア(基盤システム)の平均年収約684万円
給与所得者全体の平均年収約478万円

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」(2025年11月)
出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年公表)
出典:厚生労働省「job tag/システムエンジニア(Webサービス開発)」(令和6年賃金構造基本統計調査に基づく)
出典:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」

情報処理・通信技術者の有効求人倍率は、全職業計を上回っています。技術者を求める企業が多い状況では、日程調整に応じる企業も一定数あるという見方ができます。

上記はIT系職種の数値です。機械設計、回路設計、生産技術などの機電系職種には、分野が異なるためそのまま当てはめられません。機電系の需給は別途の確認が必要です。

なお、面接の日程変更の頻度を示す統計については、本記事のテーマに直接対応するものが確認できなかったため掲載を控えています。

日程調整が続かないときの3つの選択肢

何度も変更が必要になる場合、原因は調整の仕方ではないかもしれません。

・選択肢1:応募社数を絞り、1社ごとの準備時間を確保する
・選択肢2:オンライン面接や時間外対応が可能な企業を中心に探す
・選択肢3:活動の開始時期そのものを見直す

判断の分かれ目は、調整が難しい原因が「一時的な業務の集中」にあるのか、「恒常的な働き方」にあるのかという切り分けです。

状況向いている選択肢
特定の時期だけ忙しい選択肢3
常に残業が多く時間が取れない選択肢1または2
応募社数が多く手が回らない選択肢1
客先常駐(客先に出向いて業務を行う契約形態)で外出しにくい選択肢2

一時的な繁忙であれば、時期をずらす判断が有効です。恒常的に時間が取れない場合、その状態自体が転職を検討する理由の一つとも言えます。

面談の場では「面接の時間すら取れない」というご相談を受けることがあります。この状況が続いているなら、日程調整の工夫より働き方そのものを見直す段階にあるのかもしれません。

これは傾向の整理であり、当てはまらないから間違いということではありません。

労働条件や休暇取得に関する注意点

在職中の面接では、休暇の取得が必要になる場合があります。

年次有給休暇については、要件を満たせば付与されるとされ、取得の理由を申告する義務は原則としてないとされます。

一方、繁忙期などに使用者が取得日を調整できる場合があるとされます。取得の可否について勤務先とやり取りが生じた場合は、就業規則を確認してください。

私たちはキャリアの専門家であり、法律の専門家ではありません。制度の解釈や個別の判断については、労働基準監督署、社会保険労務士、弁護士といった窓口にご相談ください。

面接の日程調整も含めて、相談してみませんか

市場価値を客観的に評価したうえで、納得のいく選択肢を一緒に考えます。今の悩みの相談だけでもかまいません。
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まとめ

・面接のリスケ自体は失礼にあたらず、単発であれば選考への影響は限定的
・判断が分かれるのは、連絡の早さと代替日程を示しているかどうか
・面接までの日数に応じて、メールと電話を使い分ける
・理由は簡潔で構わないが、事実と異なる理由は作らない
・調整が難しい原因が一時的な繁忙か、恒常的な働き方かを切り分ける

よくある質問

面接のリスケを申し出ると不採用になりますか?

単発の変更で不採用になることは、多くありません。企業側も応募者の多くが在職中であることは把握しています。ただし連絡が直前になる、代替日程を示さない、変更が繰り返されるといった場合は影響し得ます。

リスケの理由は正直に伝えるべきですか?

簡潔に伝えれば十分です。業務上の都合、体調不良、家族の事情といった説明で問題ありません。他社の選考と重なった場合、その事実をそのまま述べる必要はなく、業務の都合として伝えて構いません。

当日にリスケを申し出る場合はどうすればよいですか?

電話で連絡してください。当日はメールが確認されない可能性があり、担当者が準備をしている場合もあります。要点を先に伝え、日程変更が可能かを確認したうえで、代替日程を提示してください。

代替日程は何日分示せばよいですか?

3つ以上が目安です。平日の午前と午後を混ぜ、時間帯に幅を持たせてください。候補を示さずに依頼すると、企業側が日程を組み直す手間が生じます。在職中の場合は、始業前や終業後の時間帯も含めると選択肢が広がります。

2回目のリスケを申し出てもよいですか?

可能ですが、影響が出やすくなります。2回目を申し出る場合は、次の日程で確実に対応できるかを確認してから連絡してください。やむを得ない事情であれば、その旨を簡潔に添えると理解を得やすくなります。

エージェント経由の場合、企業に直接連絡してよいですか?

まず担当者に連絡してください。企業への連絡は担当者が行います。直接連絡すると行き違いが生じる可能性があります。代替日程を担当者に伝えれば、企業との調整を進めてもらえます。

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この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部

主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。

この記事の監修者

人材紹介事業部 事業統括責任者 堀 凌也

関西学院大学卒業後、新卒で当社入社。入社直後よりリクルーティングアドバイザーとしてトップクラスの成績を収め、組織内最年少で拠点責任者に抜擢。
現在は求職者への価値提供と企業の採用課題解決を両立する事業統括責任者として、組織の急成長と人材育成を牽引。