転職でSPIは重視される?エンジニアが効率よく進めるSPI対策とよくある失敗

転職でSPIは重視される?エンジニアが効率よく進めるSPI対策とよくある失敗

「SPI 転職 対策」と検索したあなたは、「転職でもSPIを受けることになったが、新卒のとき以来で不安」「仕事をしながら、どのくらい対策すればいいのか分からない」と悩んでいるのではないでしょうか。

結論として、転職のSPIは面接ほど重視されないことが多いものの、一定の基準を下回ると面接に進めない場合があるため、最低限の対策は必要です。 出題範囲は限られているため、問題集を1冊に絞り、苦手分野と時間配分を中心に短期間で準備するのが、働きながら対策する方にとって最も効率的な方法です。

この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、SPIの基本と転職で使われる理由、受験方式、対策の5ステップ、能力検査・性格検査のポイント、働きながら時間をつくる方法、よくある失敗を解説します。

そもそもSPIとは

SPIとは、企業の採用選考で広く使われている適性検査の一つです。応募者の基礎的な能力と性格の傾向を測り、面接だけでは分かりにくい特徴を把握するために使われます。

SPIは、大きく「能力検査」と「性格検査」の2つで構成されています。

検査測るもの主な出題内容
能力検査(言語)言葉の意味や文章を理解する力二語の関係、語句の意味、文の並べかえ、長文読解など
能力検査(非言語)数的な処理や論理的に考える力割合、損益算、速さ、確率、推論、図表の読み取りなど
性格検査行動や考え方の傾向日常の行動や考え方に関する質問への回答

企業によっては、英語や、文章の構造を理解する力を測る検査が追加されることもあります。

転職のSPIと新卒のSPIの違い

転職の選考で使われるSPIは、基本的な出題の考え方は新卒向けと大きく変わりません。ただし、社会人向けに内容が調整された版が使われる場合もあります。

転職では、新卒のとき以上に「仕事の経験」が重視されるため、SPIの結果だけで合否が決まることは多くありません。 一方で、一定の基準を設けている企業もあるため、油断は禁物です。

転職でSPIが使われる理由と重視度

企業がSPIを使う理由

転職の選考でSPIが使われる主な理由は、次のとおりです。

  • 基礎的な能力を確認するため:業務に必要な読解力や数的な処理の力があるかを確認する
  • 応募者を絞り込むため:応募が多い企業では、面接に進む人を絞る目安として使う
  • 面接の参考資料にするため:性格検査の結果をもとに、面接で確認したい点を整理する
  • 組織との相性を見るため:社風や配属予定のチームとの相性を参考にする

どのくらい重視されるのか

重視度は企業によって大きく異なります。

  • 面接の参考程度に使う企業
  • 一定の点数を下回ると不合格にする企業
  • 大手企業や人気企業など、応募者が多い企業で重視される傾向がある

私たちが求人企業とお話ししていると、「経験やスキルは十分なのに、SPIの結果が基準に届かず面接に進めなかった」というケースを耳にすることがあります。特に応募者の多い企業では、SPIが最初のふるい分けとして使われることがあるため、経験に自信がある方こそ、最低限の対策をしておくことをおすすめします。

SPIの受験方式4つ

SPIには、主に4つの受験方式があります。方式によって受け方や準備の仕方が変わるため、応募先の方式を早めに確認しましょう。

受験方式受ける場所特徴
テストセンター専用の会場、または自宅などから監視付きで受験決められた日時に予約して受ける
ウェブテスティング自宅などのパソコン期限内であれば好きな時間に受けられる
ペーパーテスティング応募先の企業など紙の問題用紙とマークシートで解答する
インハウス方式応募先の企業企業のパソコンで受ける

テストセンター

決められた会場で、または自宅などからオンラインで、監視のもと受験する方式です。予約が必要なため、応募先から案内が届いたら早めに日程を押さえましょう。

ウェブテスティング

自宅などのパソコンで受験する方式です。期限内であれば好きな時間に受けられますが、通信環境や周囲の音など、集中できる環境を自分で整える必要があります。

ペーパーテスティング・インハウス方式

応募先の企業で受ける方式です。面接と同じ日に実施されることもあるため、当日の流れを事前に確認しておきましょう。

いずれの方式でも、出題の傾向や画面の操作に慣れておくことが、本番で力を出すためのポイントです。

転職者がSPI対策を進める5ステップ

働きながらSPI対策をする場合は、次の5ステップで進めると効率的です。

ステップやることポイント
1受験方式と時期を確認する応募先の方式と受験期限を把握する
2問題集を1冊に絞る最新版の問題集を1冊選び、くり返し解く
3苦手分野を見つけて重点的に練習する全体を一通り解き、間違えた分野を中心に復習する
4時間を計って解く練習をする1問にかけられる時間の感覚をつかむ
5性格検査の準備をする自己分析と応募職種の理解を深めておく

ステップ1 受験方式と時期を確認する

まずは、応募先のSPIがどの方式で、いつまでに受ける必要があるかを確認します。転職エージェントを利用している場合は、担当者に確認すると、過去の傾向を教えてもらえることもあります。

ステップ2 問題集を1冊に絞る

問題集を何冊も買うより、最新版の問題集を1冊選び、くり返し解くほうが効果的です。 出題の形式に慣れることが、点数を上げる近道になります。

ステップ3 苦手分野を見つけて重点的に練習する

最初に問題集を一通り解き、間違えた分野や時間がかかった分野を洗い出します。そのうえで、苦手分野を中心に復習します。

ステップ4 時間を計って解く練習をする

SPIは、問題の難しさよりも「限られた時間で解くこと」が難しい試験です。時間を計って解く練習をして、1問にかけられる時間の感覚をつかみましょう。

ステップ5 性格検査の準備をする

性格検査に正解はありませんが、自己分析をしておくと、迷わず一貫した回答をしやすくなります。応募先の仕事内容や求める人物像を理解しておくことも役立ちます。

SPI対策は、ポイントを押さえれば短期間でも準備できます。働きながら転職活動を進めた方の事例や、はじめの一歩の進め方をLINEでお届けしています。友だち追加だけで、気軽に情報を受け取れます。

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能力検査(言語・非言語)の対策

言語分野の対策

言語分野では、語句の意味や二語の関係、文の並べかえ、長文読解などが出題されます。

  • 語句の意味や二語の関係は、問題集で出題パターンに慣れる
  • 文の並べかえは、接続詞や指示語に注目して文のつながりを見つける
  • 長文読解は、先に設問を読んでから本文を読むと効率よく解ける

エンジニアの方は非言語分野が得意な一方で、言語分野の長文読解で時間を使いすぎてしまうという声をよく聞きます。普段から技術文書を読んでいる方でも、時間を計った練習をしておきましょう。

非言語分野の対策

非言語分野では、割合、損益算、速さ、確率、推論、図表の読み取りなどが出題されます。

  • 公式を覚えるだけでなく、問題の型ごとの解き方を身につける
  • 推論の問題は、条件を表や図に整理して考える
  • 図表の読み取りは、必要な数値だけを素早く探す練習をする

計算そのものは中学・高校レベルの内容が中心ですが、限られた時間で正確に解く練習が欠かせません。電卓が使える方式と使えない方式があるため、受験方式に合わせて練習しましょう。

性格検査の対策

性格検査は、行動や考え方の傾向を測る検査で、正解や不正解はありません。ただし、次のポイントを意識すると、本来の自分を伝えやすくなります。

  • 正直に回答する:よく見せようとして回答を作ると、回答に矛盾が出やすくなる
  • 一貫性を意識する:似た内容の質問が形を変えて出題されることがある
  • 考えすぎない:直感で答えるほうが、自分らしい回答になりやすい
  • 時間内にすべて答える:回答していない質問が多いと、正しく評価されにくい

性格検査の結果は、面接で確認する内容の参考にされることがあります。自己分析で自分の強みや働き方の傾向を言葉にしておくと、性格検査と面接での受け答えに一貫性が生まれます。

働きながら対策する時間の作り方

転職活動中のエンジニアは、仕事との両立で対策の時間を確保するのが大変です。次の工夫で、無理なく時間をつくりましょう。

  • 通勤時間や昼休みに、スマートフォンで言語分野の問題を解く
  • 平日は1日30分など、短時間でも毎日続ける
  • 休日に時間を計った模擬練習をまとめて行う
  • 応募が決まる前から、少しずつ準備を始めておく

年代別の対策のポイント

  • 20代:新卒のときの記憶が残っている方も多いため、出題形式の確認と時間配分の練習を中心に進める
  • 30代:計算の解き方を忘れていることが多いため、非言語分野の基本的な解き方を思い出すことから始める
  • 40代以降:能力検査に加えて、経験や役職に合った性格検査の回答を意識し、面接との一貫性を大切にする

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SPI対策でよくある失敗と注意点

転職者がSPI対策で陥りやすい失敗をまとめました。

よくある失敗起こる問題対処法
経験があるからと対策をしない基準に届かず、面接に進めない最低限、問題集を一通り解いておく
問題集を何冊も買うどれも中途半端になる最新版を1冊に絞ってくり返す
時間を計らずに練習する本番で時間が足りなくなる本番を想定して時間を計って解く
性格検査でよく見せようとする回答に矛盾が出る、入社後のミスマッチにつながる正直に、直感で回答する
受験期限を確認しない準備不足のまま受験することになる案内が届いたらすぐに期限を確認する

不合格の原因は「準備不足」か「相性」かを切り分ける

SPIで思うような結果が出なかったときは、原因が準備不足にあるのか、応募先との相性にあるのかを切り分けて考えることが大切です。

能力検査の点数が原因であれば、対策を見直すことで改善できます。一方で、性格検査の結果から応募先の社風や仕事内容と合わないと判断された場合は、自分を偽って合わせるよりも、自分に合う企業を選び直すほうが、入社後に長く活躍しやすくなります。

私たちのもとには、「SPIで不合格が続き、自信をなくしてしまった」というご相談が寄せられることがあります。お話を伺うと、対策不足よりも、応募先の選び方に原因があるケースも少なくありません。私たちは、IT・機電エンジニアの両領域に特化し、労働条件・労働環境を独自に審査した求人のみをご紹介しています。応募先ごとの選考の傾向についても、可能な範囲でお伝えしています。

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まとめ

  • SPIは能力検査(言語・非言語)と性格検査で構成される適性検査で、転職の選考でも使われる
  • 転職では面接ほど重視されないことが多いが、基準を設ける企業もあるため最低限の対策は必要
  • 受験方式はテストセンター・ウェブテスティング・ペーパー・インハウスの4つで、方式を早めに確認する
  • 対策は「方式の確認→問題集を1冊→苦手分野→時間配分→性格検査の準備」の5ステップで進める
  • 結果が振るわないときは、原因が準備不足か応募先との相性かを切り分けて次の行動を考える

よくある質問

転職でもSPIの対策は必要ですか?

必要です。転職では経験が重視されるため、SPIの結果だけで合否が決まることは多くありません。しかし、一定の点数を基準にしている企業や、応募者が多い企業ではふるい分けに使われることがあるため、最低限の対策をしておくと安心です。

転職のSPI対策はどのくらいの期間が必要ですか?

必要な期間は、もともとの得意・不得意や受験方式によって異なります。目安としては、問題集を1冊一通り解き、苦手分野と時間配分を確認できる程度の期間を確保するのがおすすめです。応募が決まる前から、少しずつ準備を始めておくと余裕を持てます。

SPIの性格検査で落ちることはありますか?

あるとされます。性格検査は正解のある試験ではありませんが、応募先の社風や仕事内容との相性を判断する材料として使われることがあります。ただし、自分を偽って回答すると矛盾が出やすく、入社後のミスマッチにもつながるため、正直に回答することが大切です。

エンジニアでもSPIの言語分野は対策すべきですか?

対策しておくのがおすすめです。エンジニアは非言語分野が得意な方が多い一方で、言語分野の長文読解で時間を使いすぎてしまうことがあります。時間を計って練習し、設問を先に読むなど、効率よく解く方法を身につけておきましょう。

SPIの結果は使い回せますか?

テストセンター方式では、一定の期間内であれば前回の結果を別の企業に送信できる仕組みがあるとされます。ただし、企業によっては新たな受験を求められる場合もあります。結果に自信がない場合は、受け直すことも検討しましょう。

SPI対策は、転職活動の準備の一部にすぎません。働きながら転職活動を進めた方の事例や、はじめの一歩の進め方をLINEでお届けしていますので、まずは情報を受け取るところから始めてみてください。

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この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部

主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。

この記事の監修者

人材紹介事業部 事業統括責任者 堀 凌也

関西学院大学卒業後、新卒で当社入社。入社直後よりリクルーティングアドバイザーとしてトップクラスの成績を収め、組織内最年少で拠点責任者に抜擢。
現在は求職者への価値提供と企業の採用課題解決を両立する事業統括責任者として、組織の急成長と人材育成を牽引。