職務経歴書に手書きは必要か?採用担当者の見方と作成のポイントを解説

職務経歴書に手書きは必要か?採用担当者の見方と作成のポイントを解説

「職務経歴書は手書きのほうが熱意が伝わるの?」「パソコンで作ったら失礼にならない?」と迷い、手書きが必要かどうかを調べている方も多いのではないでしょうか。

職務経歴書は、応募先から指定がない限り、手書きでなくパソコンで作成して問題ありません。むしろ、読みやすさや修正のしやすさから、パソコンで作るのが一般的です。 手書きかどうかよりも、経験やスキルが伝わる中身になっているかが大切です。

この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、手書きとパソコン作成の違いや選び方、手書きを指定された場合の書き方を解説します。

結論:職務経歴書は手書きでなくてよい

結論として、職務経歴書は、応募先から手書きの指定がなければパソコンで作成しましょう。 手書きにしたからといって、選考で有利になるとは限りません。

パソコン作成をおすすめする理由は、次のとおりです。

・文字の読みやすさに差が出にくい
・応募先ごとに内容を修正しやすい
・メールや応募フォームでの提出にそのまま対応できる
・情報量が多くても、見やすく整理しやすい

特にエンジニアの職務経歴書は、プロジェクトや担当工程、使用技術など、書く情報が多くなりがちです。表や見出しを使って整理できるパソコン作成のほうが、採用担当者にも伝わりやすくなります。

手書きとパソコン作成の違い【比較表】

手書きとパソコン作成の違いを、5つの観点で比較しました。

観点手書きパソコン作成
読みやすさ文字の書き方で差が出やすい誰が作っても読みやすい
作成・修正の手間書き損じると一から書き直しになる一部だけ簡単に修正できる
提出方法との相性郵送・手渡しのみメール・応募フォーム・郵送のすべてに対応
採用担当者の印象丁寧さは伝わるが、評価が上がるとは限らない一般的な形式として受け取られる
応募先ごとの使い回し毎回すべて書き直す必要がある共通部分を活かして調整できる

ほとんどの観点で、パソコン作成のほうが手間が少なく、読み手にも伝わりやすいことがわかります。次の章から、観点ごとの違いを詳しく見ていきます。

①読みやすさの違い

職務経歴書で最も大切なのは、採用担当者が短い時間で内容を理解できることです。パソコン作成なら、文字の大きさや配置がそろい、誰が作っても読みやすく仕上がります。

手書きの場合、文字の丁寧さや大きさのばらつきが、読みやすさに直接影響します。また、限られたスペースに多くの情報を書こうとすると、文字が小さく詰まりがちです。経験が豊富な方ほど、手書きでは伝えたい内容を収めきれないことがあります。

②作成・修正の手間の違い

手書きの職務経歴書は、1か所でも書き損じると、その用紙を一から書き直すことになります。パソコン作成なら、誤字の修正や内容の追加が簡単で、作成にかかる時間を大きく減らせます。

転職活動では、複数の企業に同時に応募することも珍しくありません。応募先ごとに強調したい経験を変えたいときも、パソコンで作っておけば、共通部分を活かして効率よく調整できます。

相談の現場では、「手書きのほうが熱意が伝わると聞いて、1社分に何時間もかけてしまった」という声を聞くことがあります。その時間を、応募先の研究や面接対策に使うほうが、選考の結果にはつながりやすいと考えています。

③提出方法との相性の違い

現在の転職活動では、メールや応募フォームから書類を提出する企業が多くなっています。パソコンで作成した職務経歴書なら、どの提出方法にもそのまま対応できます。

手書きの場合、メールで提出するには用紙をスキャンして画像にする必要があります。その際、文字がかすれたり読みにくくなったりすることもあります。転職エージェント経由で応募する場合も、データでの提出が基本です。

④採用担当者に与える印象の違い

「手書きのほうが誠意が伝わる」という考え方もあります。しかし、職務経歴書の評価を決めるのは、手書きかどうかではなく、書かれている経験やスキルの中身です。

私たちが企業の採用担当者と話す中でも、「職務経歴書はパソコンで作成されたものが一般的で、手書きかどうかは気にしていない」という声をよく聞きます。むしろエンジニア職では、パソコンで見やすく資料を作れることも、基本的な業務スキルの一つとして見られることがあります。

もちろん、丁寧に手書きした職務経歴書が悪い印象を与えるわけではありません。ただし、手書きにしたことで評価が上がることは期待しすぎないほうがよいでしょう。

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結局どっちがいい?手書きを選ぶべきケース

基本はパソコン作成で問題ありません。ただし、応募先から手書きを指定されている場合は、必ず指定に従いましょう。

手書きを検討したほうがよいのは、次のようなケースです。

・募集要項や応募案内に「手書き」と明記されている
・企業の担当者から手書きで提出するよう依頼された
・応募先の指定書式が、手書き用の用紙で用意されている

指定がないのに迷っている場合は、パソコン作成を選んでかまいません。判断に迷うときは、応募先の採用担当者や、利用している転職エージェントに確認すると確実です。

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手書きを指定された場合の書き方のポイント

手書きを指定された場合は、読みやすさを最優先に書きましょう。丁寧な文字で、誤字なく書き上げることが何より大切です。

・黒のボールペンか万年筆で書く(消せるボールペンは使わない)
・修正液や修正テープは使わず、書き損じたら新しい用紙に書き直す
・下書きを作り、内容を固めてから清書する
・文字の大きさをそろえ、行の高さを意識して書く
・項目ごとに余白を取り、詰め込みすぎない

先にパソコンで内容を作成しておき、それを見ながら清書すると、書き損じを減らせます。記入例として、職務要約は次のように簡潔にまとめると、手書きでも読みやすくなります。

例:○○年に株式会社○○へ入社し、業務システムの設計・開発に従事してきました。直近の○年間は、チームリーダーとして要件定義から運用まで担当しています。

パソコンで作るときのポイント

パソコンで作成する場合も、形式に気を配ることで、より読みやすい職務経歴書になります。

・文章作成ソフトや、転職サイトのテンプレートを使う
・文字の大きさは本文と見出しで差をつけ、全体を統一する
・2枚程度にまとめ、応募先に関係する経験を中心に書く
・提出時は、編集できない形式に変換して保存する
・ファイル名に氏名と書類名を入れる(例:職務経歴書_氏名)

エンジニアの場合は、プロジェクトごとに担当工程や使用技術を表で整理すると、スキルの水準が伝わりやすくなります。 期間、規模、役割、成果を同じ形式でそろえると、採用担当者が比較しやすくなります。

書類選考で本当に見られているのは「中身」

職務経歴書の作成方法に迷う方の中には、「書類選考になかなか通らない」という悩みを抱えている方もいます。その場合は、原因が書類の形式にあるのか、経験の伝え方や応募先の選び方にあるのかを切り分けることが大切です。

形式の問題であれば、パソコンで見やすく整えるだけで改善することがあります。一方で、経験の伝え方に原因があるなら、成果を数値で示したり、応募先に関係する経験を厚く書いたりする工夫が必要です。そもそも応募先と経験が合っていない場合は、応募する求人を見直すことも考えましょう。

書類選考で見られやすいのは、次のような点です。

・担当した業務の範囲と、任されていた役割
・成果や工夫が、具体的な数値や事例で示されているか
・応募先の仕事内容と、これまでの経験がつながっているか
・全体が読みやすく整理されているか

書類選考が通らない原因を、客観的に見直しませんか

形式・中身・応募先のどこに課題があるのか、市場価値を客観的に評価したうえで一緒に整理します。まずは情報収集の一環として話を聞いてみたいという方も歓迎です。
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まとめ

・職務経歴書は、応募先の指定がなければパソコンで作成して問題ない
・パソコン作成は、読みやすさ・修正のしやすさ・提出方法との相性で優れている
・手書きにしても、それだけで選考で有利になるとは限らない
・手書きを指定された場合は、下書きを作ってから丁寧に清書する
・書類選考が通らないときは、原因が形式か中身か応募先かを切り分ける

よくある質問

職務経歴書を手書きにすると、熱意が伝わりますか?

丁寧さは伝わるかもしれませんが、手書きだけで熱意が評価されるとは限りません。採用担当者が重視するのは、経験やスキル、応募先への理解といった中身です。熱意を伝えたい場合は、志望動機や自己PRで、応募先で活かせる経験を具体的に書くほうが効果的です。

履歴書が手書きなら、職務経歴書も手書きにそろえるべきですか?

そろえる必要はありません。履歴書を手書きにした場合でも、職務経歴書はパソコンで作成するのが一般的です。職務経歴書は情報量が多いため、読みやすさを優先しましょう。ただし、応募先から両方を手書きにするよう指定がある場合は、指定に従ってください。

手書きで書き間違えたときは、修正テープを使ってもよいですか?

使わないのが基本です。応募書類に修正の跡があると、雑な印象を与えるおそれがあります。書き損じた場合は、新しい用紙に書き直しましょう。書き直しを減らすために、下書きを作り、内容を確定させてから清書するのがおすすめです。

パソコンを持っていない場合はどうすればよいですか?

スマートフォンで使える文書作成アプリや、転職サイトの職務経歴書作成機能を使う方法があります。また、図書館や公共施設などで、利用できるパソコンが用意されていることもあります。転職エージェントを利用している場合は、書類作成の方法も相談してみましょう。

エンジニアの職務経歴書は、手書きだと不利になりますか?

手書きだけで不合格になるとは限りません。ただし、エンジニアの職務経歴書はプロジェクトや技術の情報が多く、手書きでは整理しにくくなります。パソコンで見やすい資料を作れることも業務スキルの一つと見られるため、指定がなければパソコン作成をおすすめします。

書類の準備が整えば、転職活動は次の段階に進みます。今すぐ応募を考えていない方も、書類づくりや職種研究に役立つ情報をLINEで受け取れます。

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この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部

主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。

この記事の監修者

人材紹介事業部 事業統括責任者 堀 凌也

関西学院大学卒業後、新卒で当社入社。入社直後よりリクルーティングアドバイザーとしてトップクラスの成績を収め、組織内最年少で拠点責任者に抜擢。
現在は求職者への価値提供と企業の採用課題解決を両立する事業統括責任者として、組織の急成長と人材育成を牽引。