「転職面接の逆質問で、何を聞けばいいのか」と検索したあなたは、好印象につながる質問例を探しているのではないでしょうか。
逆質問は、入社後の働き方を具体的に確かめる質問を、面接官の立場に合わせて2〜3個用意しておくのが基本です。「特にありません」と答えるより、意欲と企業理解の深さを伝えられる機会として活かしましょう。この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、転職面接で使える逆質問の例と、準備のポイントを解説します。
転職面接で逆質問は必要?
逆質問は必須ではありませんが、用意しておくのが基本です。逆質問は、あなたが企業を見極める機会であると同時に、企業にとっても、あなたの意欲や理解度を知る場になるからです。
| 企業が見ていること | 伝わる内容 |
| 入社意欲 | 企業や仕事にどれだけ関心を持っているか |
| 企業理解の深さ | 事前に調べたうえで質問しているか |
| 入社後の姿勢 | 活躍するイメージを持っているか |
| コミュニケーション | 相手の立場に合わせて質問できるか |
選考の傾向として、逆質問の内容から、入社後にどう働きたいかを読み取ろうとする企業は少なくないと私たちは感じています。
相談現場では「何を聞けばよいかわからず、『特にありません』と答えてしまった」という声をよく聞きます。事前に準備しておけば、落ち着いて質問できます。
転職面接で使える逆質問の例【一覧】
逆質問は「仕事内容」「技術・開発環境」「評価・キャリア」「働き方」の4つに分けて考えると、用意しやすくなります。
| 分類 | 逆質問の例 | 確認できること |
| 仕事内容・配属 | 入社後、最初に担当する業務を教えてください | 入社直後の役割 |
| 技術・開発環境 | 開発で使っている技術と、選んだ理由を教えてください | 技術の方針、学べること |
| 評価・キャリア | 活躍している方に共通する特徴はありますか | 求められる人物像 |
| 働き方・職場環境 | チームでは、どのように情報共有をしていますか | チームの雰囲気、働き方 |
以降では、分類ごとに具体的な例と、質問の意図を紹介します。
仕事内容・配属に関する逆質問の例
仕事内容の逆質問は、入社後の役割を具体的に確かめられ、意欲も伝わりやすい質問です。
- 「入社後、最初に担当する業務や案件を教えてください」
- 「配属予定のチームの人数と、役割分担を教えてください」
- 「入社後すぐに期待される役割は、どのようなものですか」
- 「現在チームで抱えている課題があれば、教えてください」
最後の質問は、自分の経験をどう活かせるかを話すきっかけにもなります。
技術・開発環境に関するエンジニア向けの逆質問
エンジニアの面接では、技術や開発体制に関する逆質問が、専門性と関心の高さを伝える機会になります。
IT系エンジニアの場合
- 「開発で使っている技術と、その技術を選んだ理由を教えてください」
- 「コードレビューやテストは、どのような体制で行っていますか」
- 「自社開発と受託開発の比率は、どのくらいですか」
- 「技術の選定に、現場のエンジニアはどの程度関われますか」
客先常駐から自社開発への転職を考えている方からは、「自社で開発に携われるのか、面接で確かめたい」という声をよく聞きます。SES(客先に常駐して技術を提供する契約形態)を離れたい場合は、開発の体制や常駐の有無を、逆質問で具体的に確認しましょう。
機電系エンジニアの場合
- 「担当する製品の開発工程は、構想設計から量産までのどこが中心ですか」
- 「設計部門と評価・製造部門は、どのように連携していますか」
- 「使用しているCAD(設計用ソフトウェア)や解析ツールを教えてください」
- 「試作や評価の設備は、社内にありますか」
応募先に合わせた逆質問を、一緒に考えませんか
経験豊富なアドバイザーが、これまでのキャリアを丁寧にヒアリングします。まずは情報収集の一環として話を聞いてみたいという方も歓迎です。
評価・キャリアパスに関する逆質問の例
評価やキャリアの逆質問は、長く働く意思と成長意欲を伝えられる質問です。
- 「活躍している方に共通する特徴があれば、教えてください」
- 「評価は、どのような基準や頻度で行われていますか」
- 「専門性を深める道と、マネジメントに進む道の両方がありますか」
- 「入社までに学んでおくとよい技術や知識はありますか」
働き方・職場環境を確認する逆質問の例
働き方に関する逆質問は、聞き方を工夫すれば、条件面だけを気にしている印象を与えずに確認できます。
| 確認したいこと | 直接的な聞き方 | 工夫した聞き方 |
| 残業時間 | 残業はどのくらいありますか | 繁忙期と通常期で、働き方はどう変わりますか |
| リモート勤務 | リモート勤務はできますか | リモート勤務の方とは、どのように連携していますか |
| 休日・休暇 | 休みは取りやすいですか | 長期休暇は、チームでどのように調整していますか |
| 職場の雰囲気 | 雰囲気はよいですか | チームでは、どのように相談や情報共有をしていますか |
直接的な聞き方が悪いわけではありませんが、背景や具体的な場面を聞くと、実態がわかりやすくなります。
前職を辞めたい理由が職場環境にある場合は、同じ悩みが起きないかを逆質問で確認しておくことが大切です。反対に、仕事内容そのものを変えたい場合は、担当業務や身につく技術を重点的に確認しましょう。
面接の段階別・面接官別のおすすめ逆質問
逆質問は、面接の段階や面接官の立場に合わせて変えると、より的確な答えを引き出せます。
| 段階・面接官 | おすすめの逆質問 | 理由 |
| 一次面接(人事担当) | 入社後の研修や、配属の決まり方を教えてください | 制度や全体像に詳しい |
| 二次面接(現場の責任者) | チームの課題や、入社後に期待される役割を教えてください | 現場の業務に詳しい |
| 最終面接(役員) | 今後の事業の方向性と、エンジニアに期待することを教えてください | 経営の視点で答えられる |
同じ質問を別の面接官にすると、立場による見方の違いがわかることもあります。
面接準備を進めながら、応募先の職種についても理解を深めておくと安心です。職種研究に役立つ情報や求人の傾向をLINEで配信しているので、気軽に受け取ってみてください。
避けたい逆質問の例
避けたいのは、調べればわかることや、待遇だけに偏った質問、面接中にすでに説明された内容の質問です。
- 「御社の主な事業を教えてください」:ホームページで調べればわかるため、準備不足と受け取られやすい
- 「残業はありませんか」だけを聞く:条件面だけを気にしている印象を与えやすい
- 「特にありません」:関心が薄いと受け取られることがある
- 面接中にすでに説明された内容:話を聞いていなかった印象につながる
- 答えが「はい」か「いいえ」で終わる質問:話が広がりにくい
年収や待遇について逆質問するときの考え方
年収や待遇は大切な確認事項ですが、面接の場では、聞き方と時期に配慮するのが基本です。
- 一次面接では、仕事内容や働き方の質問を中心にする
- 年収の詳細は、内定前後の条件確認の場で確認する方法もある
- エージェントを利用している場合は、担当者を通じて確認できる
条件を確認する前提として、年収の相場も知っておきましょう。
| 指標 | 金額(目安) |
| システムエンジニア(Webサービス開発)の平均年収 | 約574万円 |
| システムエンジニア(基盤システム)の平均年収 | 約684万円 |
| 給与所得者全体の平均年収 | 約478万円 |
出典:厚生労働省「job tag/システムエンジニア(Webサービス開発)」「job tag/システムエンジニア(基盤システム)」(令和6年賃金構造基本統計調査に基づく)
出典:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」
上記はシステムエンジニアの数値で、職種や経験によって水準は異なります。機電系は別分野のため、上記の数値は当てはまりません。
逆質問を準備する3つのポイント
逆質問は「企業研究→疑問の書き出し→質問の形に整える」の順に準備すると、自然で具体的な質問になります。
1. 企業研究から疑問を見つける
求人票や採用ページ、技術ブログなどを読み、気になった点や、もっと知りたい点を書き出します。
2. 自分の経験と結び付けた質問にする
経験と結び付けると、入社後に活躍するイメージも伝わります。
例文:「前職では、業務システムの設計から試験までを担当してきました。御社では、この経験をどのような業務で活かせるとお考えですか。」
3. 3〜5個を用意し、聞く順番を決めておく
面接の中で疑問が解消されることもあるため、多めに用意しておきましょう。
準備には、次の記入式シートを使ってみてください。
| 項目 | 記入例 | あなたの回答 |
| 企業の特徴 | 自社サービスを長く改善している | (記入) |
| 気になった点 | チームでの技術の選び方 | (記入) |
| 逆質問 | 技術の選定に、現場のエンジニアはどの程度関われますか | (記入) |
面接の準備に不安があるなら、早めに相談を
今の悩みの相談だけでもかまいません。市場価値を客観的に評価したうえで、納得のいく選択肢を一緒に考えます。初回面談はWeb・電話で約20分です。
まとめ
- 逆質問は必須ではないが、意欲と企業理解を伝える機会として用意しておくのが基本
- 仕事内容・技術・評価・働き方の4つに分けると、質問を考えやすい
- エンジニアは、開発体制や技術の選び方、担当する工程を確認する質問が有効
- 働き方の質問は聞き方を工夫し、前職の悩みが職場環境か仕事内容かに合わせて確認する
- 面接の段階や面接官に合わせて、3〜5個の逆質問を準備しておく
よくある質問
逆質問はいくつ用意すればよいですか?
3〜5個ほど用意しておくと安心です。面接の中で疑問が解消されることもあるため、多めに準備し、当日は2〜3個を目安に質問しましょう。時間が限られている場合は、最も聞きたい質問を1つに絞ってもかまいません。
逆質問で「特にありません」と答えるのはよくないですか?
必ずしも不合格につながるわけではありませんが、関心が薄いと受け取られることがあります。面接の中で疑問が解消された場合は、「面接の中で詳しく伺えたので、特にありません。ありがとうございました」のように、理由を添えて伝えると印象を損ねにくくなります。
逆質問で残業や年収について聞いてもよいですか?
聞くこと自体は問題ありませんが、聞き方と時期に配慮しましょう。一次面接では働き方の質問を中心にし、年収などの条件は、内定前後の条件確認の場で確認する方法もあります。エージェントを利用している場合は、担当者を通じて確認することもできます。
最終面接ではどのような逆質問がよいですか?
最終面接では、役員など経営に近い立場の方が面接官になることがあるため、事業の方向性や、エンジニアに期待する役割を聞く質問が適しています。入社後の働き方を具体的に考えていることが伝わる質問を用意しておきましょう。
オンライン面接でも逆質問は必要ですか?
オンライン面接でも、逆質問の考え方は対面と同じです。画面越しでは表情が伝わりにくいため、質問は簡潔にし、相手が答えやすいように区切って話しましょう。質問を手元のメモにまとめておくと、落ち着いて聞くことができます。
面接の準備と並行して、ほかのエンジニアがどう転職したのかも知っておきたい方もいるでしょう。転職事例や求人の傾向をLINEで配信しているので、まずは情報を受け取るところから始めてみてください。
この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部
主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。
この記事の監修者

人材紹介事業部 事業統括責任者 堀 凌也
関西学院大学卒業後、新卒で当社入社。入社直後よりリクルーティングアドバイザーとしてトップクラスの成績を収め、組織内最年少で拠点責任者に抜擢。
現在は求職者への価値提供と企業の採用課題解決を両立する事業統括責任者として、組織の急成長と人材育成を牽引。
