履歴書の無料テンプレート6選|入手先の選び方と厚生労働省様式を解説

履歴書の無料テンプレート6選|入手先の選び方と厚生労働省様式を解説

「履歴書 テンプレート 無料」と検索したあなたは、どの様式を選んで応募書類を作ればよいか迷っているのではないでしょうか。

結論として、履歴書の様式に法的な決まりはなく、迷ったら厚生労働省が公開している履歴書様式例を無料で使うのが最も確実です。

転職者であれば、職歴欄の広い転職者向けテンプレートという選択肢もあります。この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、無料で入手できるテンプレートの一覧と、目的別の選び方を解説します。

履歴書のテンプレートに決まった様式はある?

必須の様式はありません。ただし、目的に合った様式を選ぶことで、書きやすさと読みやすさが大きく変わります。まずは前提を3点押さえてください。

・企業から指定がある場合は、その様式に従う(指定様式が最優先)
・指定がなければ、どのテンプレートを使っても問題ない
・無料で入手できるものだけで十分であり、有料のものを買う必要はない

かつては日本産業規格の解説に掲載されていた履歴書の様式例が事実上の標準として使われていました。この様式例は令和2年7月に削除され、これを受けて厚生労働省が新たな履歴書様式例を作成・公表したとされます。現在、公的機関が示している履歴書の様式例は、この厚生労働省のものが中心です。

出典:厚生労働省「新たな履歴書の様式例の作成について」

なお、この様式例に法的な拘束力はないとされ、どの様式を使うかは応募者と企業それぞれの判断に委ねられます。私たちはキャリアの専門家であり、法律の専門家ではありません。採用選考における個人情報の取り扱いなど、制度面の正確な判断が必要な場合は、都道府県労働局や社会保険労務士などの専門窓口にご確認ください。

無料で使える履歴書テンプレート【一覧】

入手先は大きく6つに分かれます。まずは全体像を確認してください。

入手先主な形式特徴向いている人
厚生労働省の様式例エクセル形式、PDF形式公的機関が公開。項目が整理されている迷っている人すべて
労働局・ハローワークの配布ページエクセル形式、PDF形式厚生労働省様式例と同一内容を掲載印刷して使いたい人
転職サイトの配布ページエクセル形式、ワード形式職歴欄が広い転職者向けが多い職歴が3社以上ある人
転職エージェントの配布ページエクセル形式、ワード形式職務経歴書とセットで入手できる書類一式をそろえたい人
文書作成ソフトの標準テンプレートワード形式手元のソフトからすぐ呼び出せるすぐ着手したい人
自治体の就労支援サイトPDF形式地域の支援機関が独自に用意支援機関を利用中の人

どれを選んでも、選考上の有利不利が生じることは基本的にありません。選ぶ基準は見栄えではなく、自分の経歴を書ききれる欄があるかどうかだと考えてください。

公的機関が公開しているテンプレート

最も確実なのが、厚生労働省が公開している履歴書様式例です。同じ内容が各都道府県労働局のサイトにも掲載されており、いずれも無料で入手できます。

この様式例は、従来広く使われていた様式と比べて次の点が異なるとされます。

・性別欄が選択式ではなく任意記載欄になっており、未記載も可能とされている
・「通勤時間」「扶養家族数」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の各欄が削除されている

出典:厚生労働省「新たな履歴書の様式例の作成について」

削除された項目は、採用選考の判断に直接関係しにくいとされるものです。記入の手間が減るため、応募者側にとっても扱いやすい様式になっています。編集できる表計算形式と、印刷用の形式の両方が用意されている点も実用的です。

転職サイト・エージェントが配布しているテンプレート

転職サービス各社も、無料のテンプレートを配布しています。公的様式との最大の違いは、職歴欄の広さです。

メリット:転職回数が多い人でも学歴・職歴欄に収まりやすく、職務経歴書の様式とセットで入手できる。
注意点:配布元によって項目が微妙に異なるため、志望動機欄や自己PR欄の有無を確認してから選ぶ。

相談の現場でも、「公的様式で書いたら職歴欄が足りなかった」という声を聞きます。3社以上の職歴がある方や、同一社内での異動・出向が多い方は、最初から職歴欄の広い様式を選んだほうが作業が早く終わります。

文書作成ソフト・表計算ソフトの標準テンプレート

手元のソフトに標準搭載されているテンプレートを使う方法もあります。インターネット上の配布ページを探す手間がなく、すぐに着手できます。

メリット:ダウンロードの手間がなく、体裁が整った状態から書き始められる。
注意点:項目が古い様式のままの場合があるため、性別欄や配偶者欄の扱いを確認する。

古い様式であること自体が問題視されることは少ないものの、削除された項目が残っていると、記入するかどうかで迷う時間が発生します。迷いたくない方は、公的様式に差し替えたほうが早く進みます。

テンプレートを使う3つのメリット

白紙から自作するより、既存のテンプレートを使うほうが合理的です。理由は3つあります。

  1. 記載漏れを防げる:必要な項目があらかじめ用意されているため、抜けが起きにくい
  2. 読み手の負担が減る:採用担当者が見慣れた並び順のため、必要な情報をすぐ見つけられる
  3. 作成時間を短縮できる:レイアウト調整に時間を取られず、中身の推敲に時間を回せる

3番目が特に大きな効果を持ちます。書類作成で最も時間をかけるべきなのは、職務経歴書に書く実績の整理です。履歴書の枠組みで悩む時間は、できるだけ短く抑えてください。

目的別・状況別のおすすめテンプレート

置かれている状況によって、選ぶべき様式は変わります。3つの層に分けて整理します。

状況おすすめの様式理由
未経験・第二新卒厚生労働省の様式例、または志望動機欄のある様式職歴が少ない分、意欲を書ける欄があると埋めやすい
経験者(職歴1〜2社)厚生労働省の様式例標準的な欄で十分に収まる
経験者(職歴3社以上)転職者向けの職歴欄が広い様式行数不足による省略を避けられる
ブランクがある学歴・職歴欄が広い様式期間の説明を1行添える余白を確保できる
資格・免許が多い免許・資格欄が広い様式保有資格を絞らずに記載できる
企業から指定がある指定された様式指定への対応が最優先される

判断に迷ったときは、厚生労働省の様式例を基本に置いてください。そのうえで、職歴欄や資格欄が足りないと感じた場合にのみ、転職者向けの様式へ切り替える流れが無駄がありません。

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テンプレート選びと書類選考の関係

率直に言えば、どのテンプレートを使ったかが選考結果を左右する場面は多くありません。採用担当者が見ているのは、様式ではなく記載内容です。

一方で、応募数が増えるほど書類作成の効率は結果に影響します。参考として、情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.43倍で、職業計の1.12倍を上回っています。選択肢が多い状況では複数社への応募が並行しやすく、テンプレートを1つ決めて使い回せる状態にしておく価値があります。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」(2025年11月)

なお、機械設計や回路設計、生産技術といった機電系職種については、職種単位の求人倍率を示す公的データが限られます。全職業の数値を個別職種の状況として読み替えないようご注意ください。

ここで意識していただきたいのが、書類が通らない原因を「様式」と「中身・応募先の選び方」に切り分けることです。

テンプレートを変えても結果が変わらない場合、問題は器ではなく中身にあります。職務経歴書で実績を数値化できているか、応募している求人が自分の経験と重なっているかを見直すほうが、改善につながります。

効率的に作成するポイントとチェックリスト

作成の手順を固定しておくと、2社目以降の作業が大幅に短くなります。

・基本情報と学歴・職歴を入力した原本を1つ作り、応募先ごとに複製して使う
・志望動機欄がある様式を使う場合は、企業ごとに必ず書き換える
・提出時はPDF形式に変換し、ファイル名に氏名と日付を入れる
・原本には日付を入れず、複製後に提出日を入力する

提出前には、次の項目を確認してください。

□ 企業から様式の指定がないか求人票を確認した
□ 学歴・職歴欄にすべての職歴が収まっている
□ 免許・資格欄に保有資格を記載できている
□ 志望動機欄を応募先に合わせて書き換えた
□ 日付を提出日に更新した
□ 写真の貼付欄の指定を確認した
□ 誤字脱字と年号の表記を統一して確認した
□ 提出形式に合わせて変換・印刷の確認を済ませた

8つすべてに印がつけば提出できる状態です。3つ以下であれば、手順を戻って確認してください。

書類を整えたのに反応が薄い、と感じているときは

書類の通過率は、様式よりも実績の見せ方と応募先の選び方で変わります。経験豊富なアドバイザーが、これまでのキャリアを丁寧にヒアリングしたうえで、経験が評価されやすい求人を一緒に探します。今の悩みの相談だけでもかまいません。
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まとめ

・履歴書の様式に法的な決まりはなく、企業の指定がなければどのテンプレートを使ってもよい
・迷った場合は、厚生労働省が公開している履歴書様式例を無料で入手して使うのが確実
・職歴が3社以上ある人やブランクがある人は、職歴欄の広い転職者向け様式が扱いやすい
・入力済みの原本を1つ作り、応募先ごとに複製する運用にすると作成時間を短縮できる
・書類が通らないときは、様式ではなく中身と応募先の選び方を切り分けて見直す

よくある質問

履歴書のテンプレートは有料のものを買うべきですか

必要ありません。公的機関や転職サービスが無料で配布しているもので十分です。市販の用紙も選択肢のひとつですが、データで提出する応募が増えている現在は、編集できる形式を無料で入手したほうが使い回しがしやすくなります。

厚生労働省の様式例とほかの様式のどちらがよいですか

どちらでも問題ありません。項目の抜け漏れを避けたい場合は厚生労働省の様式例、職歴が多く行数が必要な場合は転職者向けの様式が向いています。企業から指定がある場合は、その様式を優先してください。

性別欄は空欄のままでもよいですか

厚生労働省の様式例では任意記載欄とされており、未記載も可能とされています。記載しないことで選考上の不利が生じないよう配慮を求める趣旨の様式です。古い様式を使う場合も、扱いに迷う場合は記載しない判断で差し支えありません。

手書きとパソコン作成のどちらがよいですか

企業から指定がなければパソコン作成で問題ありません。修正がしやすく、複数社への応募でも使い回せます。手書きを指定された場合のみ、印刷したテンプレートに記入してください。読みやすさを優先することが大切です。

志望動機欄がないテンプレートでも大丈夫ですか

問題ありません。志望動機は職務経歴書や応募メールで伝えることもできます。ただし、未経験から応募する場合は意欲を示す欄があったほうが伝えやすいため、志望動機欄のある様式を選ぶ方法もあります。

テンプレートを企業ごとに変える必要はありますか

必要ありません。むしろ1つの様式に統一したほうが、記載漏れが起きにくくなります。変えるべきは様式ではなく、志望動機欄など企業ごとに内容が変わる部分です。指定様式がある企業のみ、個別に対応してください。

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