「転職 面接 聞かれること」と検索したあなたは、何を聞かれるのか分からず、不安な気持ちで準備を進めているのではないでしょうか。先にお伝えすると、転職面接で聞かれることは、ある程度パターンが決まっています。準備しておけば、落ち着いて答えられます。 この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、よくある質問と企業側の意図、答え方のポイントを解説します。
転職面接で聞かれることは、大きく4つのテーマ
まず全体像を押さえましょう。面接の質問は、細かく見れば無数にありますが、テーマは大きく4つに分かれます。 この4つを準備しておけば、多くの質問に対応できます。
- 経歴・経験:これまで何をしてきたか
- 転職理由:なぜ辞める(辞めた)のか
- 志望動機:なぜこの会社なのか
- 今後・条件:入社後どうしたいか、希望条件は
質問の言い回しが変わっても、企業が知りたいことはこの4つに集約されます。 質問の裏にある意図をつかむことが、準備の近道です。
よく聞かれる質問【一覧】
代表的な質問と、企業側の意図を整理します。
| 質問 | 企業側の意図 |
| 自己紹介をお願いします | 経歴を簡潔に説明できるか |
| これまでの経験を教えてください | 自社で活かせる経験があるか |
| 転職理由を教えてください | 同じ理由で辞めないか |
| 志望動機を教えてください | 自社を理解し、本気度があるか |
| 強み・弱みは何ですか | 自己理解ができているか |
| 入社後にやりたいことは | 入社後の姿が描けているか |
| 希望年収はいくらですか | 条件が折り合うか |
| 他社の選考状況は | 転職の本気度、時期の見通し |
| 何か質問はありますか(逆質問) | 関心の高さ、理解度 |
ここからは、特に準備が必要な質問を個別に見ていきます。
①経歴・経験に関する質問
「自己紹介」「これまでの経験」は、ほぼ確実に聞かれます。長々と話さず、1〜2分程度で簡潔にまとめるのがポイントです。
答え方の構成は、次のとおりです。
- これまでの経歴を、時系列で簡潔に
- 特に力を入れた業務・実績を1〜2点
- その経験が、応募先でどう活きるか
職務経歴書に書いた内容と、話す内容がずれないように整理しておきましょう。
②転職理由に関する質問
転職理由は、答え方に最も注意が必要な質問です。企業側は、**「同じ理由でまた辞めてしまわないか」**を確認しています。
- 不満をそのまま言わず、前向きな理由に言い換える
- 「実現したいこと」を軸に伝える
- 志望動機と矛盾しないようにする
たとえば「残業が多い」ではなく「〇〇に集中して取り組みたい」と言い換えます。
ここで役立つのが、私たちが相談現場でお伝えしている視点です。転職したい理由が、今の職場環境によるものか、仕事内容そのものによるものかを切り分けることです。切り分けができていると、転職理由と志望動機に一貫性が生まれ、深掘りされても筋の通った回答ができます。
③スキル・強みに関する質問
「強み・弱み」「得意な業務」などは、自己理解を見る質問です。
- 強みは、実績とセットで具体的に伝える
- 弱みは、正直に伝えつつ、改善の取り組みを添える
- 応募先で求められる要素と結びつける
弱みを聞かれて「特にありません」と答えるのは避けましょう。弱みを認識し、向き合えているかが見られています。
④志望動機・入社後に関する質問
「志望動機」「入社後にやりたいこと」は、本気度を測る質問です。
- なぜこの会社なのかを、具体的に示す
- 入社後の貢献イメージを語る
- 短期・中長期の展望に触れる
「どの会社にも当てはまる内容」にならないよう、企業研究をもとに答えることが大切です。
面接の準備を一人で進めるのが不安なときは
想定質問への答え方を、専門のアドバイザーが一緒に整理します。面接対策の相談だけでもかまいません。
条件に関する質問|希望年収の答え方
「希望年収はいくらですか」は、答えに迷いやすい質問です。相場を踏まえて、幅を持たせて伝えるのが基本です。
- 現在の年収を伝えたうえで、希望を示す
- 「〇〇万円程度」と幅を持たせる
- 相場から大きく外れないようにする
相場観を持つ材料として、システムエンジニアの平均年収を参考に示します。
| 指標(参考:IT職種) | 年収(目安) |
| システムエンジニア(基盤システム) | 約684万円 |
| システムエンジニア(Webサービス開発) | 約574万円 |
| 給与所得者全体の平均 | 約478万円 |
出典:厚生労働省「job tag(職業情報提供サイト)/システムエンジニア(基盤システム)・(Webサービス開発)」(令和6年賃金構造基本統計調査に基づく)、国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」
また参考として、経験に応じて20代前半で約377万円、40代後半で約760万円(ピーク)と上がる傾向も見られます。
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」(システムエンジニアの年齢階級別賃金)
金額は経験や領域で幅があるため、目安として活用してください。
エンジニア面接で特に聞かれること
エンジニア職の面接では、技術に関する質問も加わります。準備しておきたい点を整理します。
- 使用してきた技術・言語と、その習熟度
- 担当した工程(要件定義・設計・開発・運用のどこか)
- 開発の規模、チームでの役割
- 技術的に工夫した点、課題をどう解決したか
- 学習していること、今後身につけたい技術
「何をしたか」だけでなく「なぜそうしたか」を語れると評価されやすい傾向があります。技術選定の理由や、つまずきをどう乗り越えたかを整理しておきましょう。
未経験の場合は、学習内容と制作物について具体的に説明できるよう準備します。
逆質問「何か質問はありますか」への答え方
面接の最後に聞かれることが多い逆質問も、評価の対象です。「特にありません」は避け、2〜3個は用意しておきましょう。
質問例です。
配属予定のチームでは、どのような業務を担当することが多いでしょうか。 入社後、どのような流れで業務に慣れていくのでしょうか。 活躍されている方に共通する点はありますか。
条件面(残業・休日など)も、丁寧に尋ねれば問題ありません。入社後のミスマッチを防ぐための確認でもあります。
答えるときの共通ポイントと注意点
どの質問にも共通する、答え方のコツを整理します。
- 結論から話す:要点を先に、理由は後から
- 簡潔に:1つの回答は1〜2分程度を目安に
- 具体的に:数字や事実を交える
- 一貫性を保つ:書類の内容や他の回答と矛盾させない
避けたいのは、次のような対応です。
- 前職や上司への批判を述べる
- 丸暗記した内容をそのまま話す
- 質問の意図とずれた回答をする
- 「特にありません」で終わらせる
私たちの相談現場でも、準備した内容を暗記しすぎて、深掘りに答えられなくなるケースを見ます。丸暗記ではなく、要点を押さえて自分の言葉で話せる状態にしておくことが大切です。
面接対策を一人で抱え込む前に
想定質問と回答の整理を、専門のアドバイザーが一緒に行います。今の不安の相談だけでもかまいません。
まとめ
転職面接で聞かれることについて、要点を整理します。
- 質問のテーマは「経歴・転職理由・志望動機・今後と条件」の4つ
- 転職理由は、不満ではなく「実現したいこと」に言い換える
- 希望年収は、相場を踏まえて幅を持たせて伝える
- エンジニアは、担当工程や技術選定の理由も準備する
- 逆質問は2〜3個用意し、「特にありません」は避ける
よくある質問(FAQ)
転職面接で必ず聞かれる質問は何ですか?
自己紹介、これまでの経験、転職理由、志望動機は、ほぼ確実に聞かれます。この4つは特に準備しておきましょう。加えて、強み・弱み、入社後にやりたいこと、希望年収、逆質問もよく聞かれます。
転職理由はどう答えればよいですか?
不満をそのまま伝えるのは避け、前向きな理由に言い換えましょう。「残業が多い」ではなく「〇〇に集中したい」など、実現したいことを軸に伝えます。志望動機と矛盾しないよう、一貫性を持たせることも大切です。
弱みを聞かれたらどう答えますか?
正直に伝えつつ、改善に向けた取り組みを添えるのがおすすめです。「特にありません」は避けましょう。弱みを認識し、向き合えているかが見られています。業務に致命的でない範囲で、率直に答えるとよいでしょう。
希望年収はどう答えるべきですか?
現在の年収を伝えたうえで、「〇〇万円程度」と幅を持たせて伝えるのが基本です。相場から大きく外れないよう、事前に同職種の水準を調べておきましょう。判断に迷う場合は、エージェントに相談する方法もあります。
逆質問は何を聞けばよいですか?
配属先の業務内容、入社後の流れ、活躍している人の特徴などが定番です。条件面も丁寧に尋ねれば問題ありません。「特にありません」は避け、2〜3個用意しておくと安心です。関心の高さを示す機会にもなります。
回答は暗記したほうがよいですか?
丸暗記はおすすめしません。深掘りされたときに対応できなくなるためです。要点を整理し、自分の言葉で話せる状態にしておきましょう。話す内容が、職務経歴書と矛盾しないかも確認しておくと安心です。
