企業口コミサイトの信憑性は?信頼できる口コミの見分け方と使い方を解説

企業口コミサイトの信憑性は?信頼できる口コミの見分け方と使い方を解説

「企業口コミサイトの評価が低くて、応募するか迷っている」「口コミはどこまで信用していいの?」と悩み、口コミサイトの信憑性を調べている方も多いのではないでしょうか。

企業口コミサイトの情報は、すべてが正確とは限りません。ただし、投稿の時期や職種、内容の具体性を見て読み分ければ、求人票ではわからない実態を知る手がかりになります。 口コミだけで判断せず、ほかの情報とあわせて確かめることが大切です。

この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、企業口コミサイトの信憑性や信頼できる口コミの見分け方、口コミ以外で企業の実態を確かめる方法を解説します。

結論:口コミサイトは「参考情報」として使えば役立つ

結論として、企業口コミサイトは、正しく読み分ければ転職活動に役立つ情報源です。 ただし、口コミだけで応募先を決めたり、応募をやめたりするのは避けましょう。

この記事のポイントは、次のとおりです。

・口コミは個人の体験にもとづく情報で、内容に偏りが出やすい
・投稿の時期、職種、具体性を確認すると、信頼できる口コミを見分けやすい
・複数の口コミに共通する内容は、実態に近い可能性がある
・口コミの内容は、面接や企業の公開情報などで必ず確かめる
・不満の内容が、職種特有のものか会社の環境によるものかを切り分ける

相談の現場では、「口コミサイトの評価が低かったので、応募をやめようと思う」という声をよく聞きます。しかし、口コミの内容を詳しく見ると、すでに改善されていることや、応募する職種とは関係のない部署の話であることも少なくありません。

企業口コミサイトの信憑性が低いと言われる7つの理由

企業口コミサイトの信憑性が低いと言われるのには、理由があります。ここでは、代表的な7つの理由を紹介します。どれも、口コミを読むときに実際に注意したい点です。

1. 退職者の投稿が多く、不満に偏りやすい

口コミを投稿するのは、会社に不満を持って退職した人であることも多いです。そのため、満足して働いている人の声より、不満の声が目立ちやすくなります。

2. 投稿された時期が古い

数年前の口コミは、現在の状況と大きく異なる場合があります。経営者や制度が変わり、働き方が改善されている企業もあります。

3. 部署や職種によって環境が違う

同じ会社でも、部署や職種によって残業時間や雰囲気は大きく異なります。営業部門の口コミが、開発部門にそのまま当てはまるとは限りません。

4. 個人の主観や相性が反映されている

上司との相性や、仕事への期待値によって、同じ職場でも感じ方は変わります。ある人にとっての不満が、別の人には気にならないこともあります。

5. 投稿数が少なく、偏りが出やすい

口コミの件数が少ない企業では、数件の投稿だけで評価が大きく変わります。少数の意見が、会社全体の評価のように見えてしまうことがあります。

6. 内容の事実確認がされていない

口コミの多くは、内容が事実かどうかを確認されたうえで掲載されているわけではありません。誤解や思い込みが含まれている可能性もあります。

7. 意図的な投稿が含まれる可能性がある

良い評価や悪い評価を、意図的に投稿するケースがあると指摘されることもあります。極端に良い口コミや、感情的な口コミばかりが並ぶ場合は注意が必要です。

口コミを見て不安になり、応募をためらう方は少なくありません。同じ悩みから環境を変えた方の事例や、求人の傾向をLINEでもお届けしています。まずは情報だけ受け取りたい方も、気軽にご利用ください。

公式LINEを追加する

口コミサイトのメリット|役立つ情報もある

信憑性に注意が必要な一方で、口コミサイトには、求人票や企業の公式情報だけではわからない情報が集まっているというメリットがあります。

たとえば、次のような情報は、口コミから手がかりを得やすいものです。

・実際の残業時間や、休日出勤の頻度
・有給休暇の取りやすさ
・評価制度が実際にどう運用されているか
・職場の雰囲気や、上司との関係
・入社前の説明と実際の働き方の違い

なお、口コミサイトの信憑性について、全体の傾向を示す公的な統計は見当たりません。そのため、口コミは数値の根拠ではなく、確認すべき点を見つけるための材料として使うのがおすすめです。

信頼できる口コミの見分け方

口コミを読むときは、一つひとつの口コミをうのみにせず、信頼しやすい口コミかどうかを見分けることが大切です。

信頼しやすい口コミ注意したい口コミ
投稿時期が新しい数年以上前に投稿されている
職種や部署が書かれている職種や部署がわからない
具体的な事実や数字が書かれている「最悪」「最高」など感情的な表現が中心
良い点と悪い点の両方が書かれている良い点だけ、または悪い点だけが書かれている
複数の口コミで同じ内容が書かれているほかの口コミと内容が大きく異なる

口コミを読むときは、次の点をチェックしてみましょう。

□ 投稿の時期は、直近の数年以内か
□ 自分が応募する職種や部署の口コミか
□ 残業時間など、具体的な事実が書かれているか
□ 同じ内容が、複数の口コミで書かれているか
□ 感情的な表現だけで終わっていないか

当てはまる項目が多い口コミほど、参考にしやすいと考えられます。

エンジニアが口コミを見るときに注目したいポイント

エンジニアが口コミを読むときは、一般的な働きやすさに加えて、技術や働き方に関わる情報に注目すると、自分に合う企業かどうかを判断しやすくなります。

注目したい項目口コミで確認したいこと口コミ以外の確認方法
働き方客先常駐か、自社勤務か面接で配属先と勤務地を確認する
残業時間繁忙期と通常期の残業の差面接で平均残業時間を質問する
技術の環境使っている技術や開発の進め方企業の技術発信や採用ページを確認する
成長の機会研修や資格取得の支援があるか制度の有無と利用状況を面接で確認する
評価制度技術力が評価に反映されるか評価の基準と評価者を面接で確認する

特に、客先常駐の多い企業では、常駐先によって働き方が大きく変わります。口コミの内容が、どの常駐先の話なのかがわからない場合は、面接で配属先の決まり方を確認しましょう。

口コミを読むときの注意点・よくある失敗

口コミの使い方を間違えると、本来は合っている企業を見逃してしまうことがあります。よくある失敗は、次のとおりです。

・総合評価の点数だけを見て、応募するかどうかを決める
・一つの強い口コミの印象に引っ張られる
・応募する職種と関係のない部署の口コミを気にしすぎる
・古い口コミを、現在の状況だと思い込む
・口コミの内容を、面接で確かめずに判断する

特に、総合評価の点数だけで判断するのは避けましょう。 点数は、投稿数や投稿者の職種によって大きく変わります。点数より、自分にとって大切な項目の口コミを読み込むことが大切です。

口コミ以外で企業の実態を確かめる方法

口コミで気になる点が見つかったら、ほかの方法でも確かめましょう。複数の情報源を組み合わせることで、企業の実態をより正確に把握できます。

企業の公開情報を確認する

企業の採用ページや、公開されている働き方に関する情報を確認します。平均残業時間や有給休暇の取得率などを公開している企業もあります。

面接で質問する

面接の最後にある逆質問の時間は、口コミで気になった点を確かめるチャンスです。たとえば、次のような質問が使えます。

・配属予定の部署の、平均的な残業時間を教えていただけますか
・繁忙期は、どのくらいの期間、どの程度忙しくなりますか
・入社後は、どのような流れで仕事を覚えていきますか
・評価は、どのような基準で、誰が行いますか

口コミの内容をそのまま伝えるのではなく、自分が確認したい点として質問すると、角が立ちにくくなります。

社員と話す機会をつくる

選考の途中で、現場の社員と話す機会を設けている企業もあります。実際に働く人の話を聞くことで、口コミだけではわからない雰囲気を感じ取れます。

転職エージェントに確認する

転職エージェントは、企業の採用担当者と直接やり取りしているため、口コミだけではわからない情報を持っていることがあります。私たちは、労働条件・労働環境を独自に審査した求人のみを紹介しており、口コミで気になった点を企業に確認することもできます。

口コミだけで判断する前に、一度相談しませんか

気になる企業の口コミが本当なのか、自分に合う職場なのかを一緒に確かめます。まずは情報収集の一環として話を聞いてみたいという方も歓迎です。
無料で相談する

口コミの不満は「職種特有」か「会社の環境」か切り分ける

口コミに書かれた不満を読むときは、その不満が職種そのものに特有のものなのか、その会社の環境によるものなのかを切り分けることが大切です。

たとえば、「障害対応で夜間に呼び出されることがある」という口コミは、インフラの運用という職種ではどの企業でも起こりうることです。この場合は、会社の問題というより、職種の特徴として受け止める必要があります。

一方で、「毎月の残業が多く、改善される見込みがない」「入社前の説明と業務内容が大きく違う」という口コミは、会社の環境に原因がある可能性があります。複数の口コミで同じ内容が書かれている場合は、特に注意しましょう。

この切り分けができると、口コミを読んで不安になったときも、次の行動を決めやすくなります。職種特有の不満であれば、どの会社でも同じことが起こりうると理解したうえで判断できます。会社の環境に原因がある場合は、同じ職種で体制の整った企業を探すという選択ができます。

自分に合う職場の条件を、一緒に整理しませんか

口コミの情報に振り回されないよう、これまでのキャリアを丁寧にヒアリングし、あなたが重視すべき条件を一緒に整理します。今の悩みの相談だけでもかまいません。
無料で相談する

まとめ

・企業口コミサイトは、すべてが正確とは限らないが、正しく読めば役立つ情報源になる
・退職者の投稿が多い、投稿時期が古いなど、信憑性が低いと言われる理由を理解しておく
・投稿時期、職種、具体性、複数の口コミとの共通点を見て、信頼できる口コミを見分ける
・口コミで気になった点は、面接や企業の公開情報などで必ず確かめる
・口コミの不満が職種特有のものか、会社の環境によるものかを切り分ける

よくある質問

企業口コミサイトの評価が低い会社は、避けるべきですか?

評価が低いというだけで避ける必要はありません。口コミの投稿時期や、投稿者の職種を確認しましょう。応募する職種と関係のない部署の話や、すでに改善されている内容であることもあります。気になる点は、面接などで確かめてから判断することが大切です。

口コミの評価が高い会社なら、安心して応募できますか?

評価が高くても、自分に合う会社とは限りません。点数だけでなく、自分が重視する項目について具体的な口コミがあるかを確認しましょう。良い口コミばかりが極端に並ぶ場合は、投稿の時期や内容の具体性にも注意して読むことをおすすめします。

口コミがほとんどない会社は、どう判断すればよいですか?

口コミが少ないことは、必ずしも悪いことではありません。社員数が少ない会社や、新しい会社では口コミが少ない傾向があります。企業の公開情報や面接での質問、転職エージェントへの確認など、ほかの方法で実態を確かめましょう。

面接で口コミの内容について質問してもよいですか?

質問してもかまいませんが、口コミの内容をそのまま伝えるのは避けたほうが無難です。「配属予定の部署の残業時間を教えていただけますか」のように、自分が確認したい点として質問すると、角が立たずに必要な情報を得られます。

口コミサイトは、複数見たほうがよいですか?

複数見ることをおすすめします。サイトによって、投稿者の層や口コミの件数が異なるためです。複数のサイトで同じ内容が書かれている場合は、実態に近い可能性が高いと考えられます。ただし、どのサイトの情報も、最終的には面接などで確かめることが大切です。

口コミで不安を感じたときこそ、判断材料を増やすことが大切です。今すぐ転職を考えていない方も、環境を変えた方の事例や求人の傾向をLINEで受け取れます。

公式LINEを追加する

この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部

主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。

この記事の監修者

人材紹介事業部 事業統括責任者 堀 凌也

関西学院大学卒業後、新卒で当社入社。入社直後よりリクルーティングアドバイザーとしてトップクラスの成績を収め、組織内最年少で拠点責任者に抜擢。
現在は求職者への価値提供と企業の採用課題解決を両立する事業統括責任者として、組織の急成長と人材育成を牽引。