「転職エージェントの担当者と話が噛み合わない」「担当変更をお願いしたいけれど、失礼にならない?」と悩んで検索された方も多いのではないでしょうか。
転職エージェントの担当者が合わないときは、担当変更を依頼してかまいません。多くのエージェントでは、問い合わせ窓口などから担当変更を受け付けています。理由を簡潔に伝え、希望する担当者の条件を添えれば、角を立てずに変更をお願いできます。
この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、担当者が合わないと感じる理由や担当変更の頼み方、変更以外の選択肢を例文つきで解説します。
結論:担当者が合わないなら、遠慮せず変更を依頼してよい
転職エージェントの担当者が合わないと感じたときのポイントは、次の5つです。
・担当者との相性は、転職活動の進めやすさに大きく影響する
・担当変更の依頼は、利用者として自然なことで、失礼にはあたらない
・依頼するときは、担当者本人ではなく問い合わせ窓口に伝えると気まずくなりにくい
・変更を頼む前に、希望をもう一度はっきり伝えると改善することもある
・合わない原因がエージェントの得意分野にある場合は、別のエージェントの利用も考える
担当者は、あなたの転職活動を支えるための存在です。合わないまま我慢して続けるより、自分に合う形に整えたほうが、納得のいく転職につながりやすくなります。
転職エージェントの担当者が合わないと感じるよくある理由
担当者が合わないと感じる理由には、よくあるパターンがあります。私たちが相談を受ける中でも、他社のエージェントの利用経験について、次のような声を聞くことがあります。
1. 希望と違う求人ばかり紹介される
「リモート勤務を希望したのに、出社が前提の求人ばかり届く」「開発職を希望しているのに、運用保守の求人が多い」といったケースです。希望が十分に伝わっていない場合と、担当者の判断で幅を広げている場合があります。
2. 技術や職種への理解が浅いと感じる
エンジニアの場合、担当者が技術用語や職種の違いを理解していないと、話が噛み合いにくくなります。経験を正しく評価してもらえていないと感じることもあります。
3. 応募や決断を急かされる
「早く応募しましょう」「この求人はすぐ埋まります」と、考える時間を十分にもらえないと、不信感につながります。
4. 連絡が遅い、または多すぎる
質問への返事が何日も来ない、逆に電話やメッセージが頻繁すぎて負担に感じる、という悩みです。連絡の頻度や手段の好みは人によって違います。
5. 話し方や価値観が合わない
話し方が一方的、こちらの考えを否定される、といった相性の問題もあります。能力の問題ではなくても、話しにくい相手には本音を伝えにくくなります。
6. 書類や面接の支援が物足りない
職務経歴書の添削や面接対策を期待していたのに、十分な支援が受けられないと感じるケースです。支援の範囲は、エージェントや担当者によって差があります。
担当変更はできる?依頼しても不利にならない?
多くの転職エージェントでは、担当変更の依頼を受け付けています。公式サイトの問い合わせ窓口や、利用者向けのページから依頼できる場合が一般的です。
担当変更を依頼したことを理由に、紹介される求人が減るなど不利な扱いを受けることは、通常は考えにくいものです。エージェントにとっても、利用者が満足して転職できることが大切だからです。
ただし、担当者の人数が少ないエージェントや、特定の分野を一人で担当している場合は、希望どおりに変更できないこともあります。その場合は、後で紹介する別のエージェントの利用も考えてみましょう。
担当変更を依頼する5ステップ
担当変更は、次の5つのステップで進めるとスムーズです。
1. 合わないと感じる理由を整理する
まず、何が合わないのかを書き出します。「求人が希望と違う」「連絡が遅い」など、具体的な理由にしておくと、次の担当者に同じことが起きにくくなります。
2. 依頼の窓口を確認する
エージェントの公式サイトで、問い合わせ窓口や担当変更の受付方法を確認します。担当者本人に直接伝える必要はなく、窓口を通すほうが気まずくなりにくいでしょう。
3. 理由と希望を簡潔に伝える
依頼するときは、担当者を責める書き方は避け、「どんな担当者を希望するか」を伝えます。「技術に詳しい方」「連絡はメール中心の方」など、条件を添えると引き継ぎがうまくいきやすくなります。
4. 進行中の選考を確認する
すでに応募中や選考中の企業がある場合は、その扱いを確認しておきます。選考の途中で担当が変わっても、情報は引き継がれるのが一般的です。
5. 新しい担当者と希望をすり合わせる
新しい担当者が決まったら、改めて面談の時間をもらい、希望条件や転職の目的を伝え直します。前の担当者とうまくいかなかった点も、正直に伝えておくとよいでしょう。
担当者との相性を見直すことは、転職活動を立て直す第一歩になります。エンジニアの転職事例や、はじめの一歩の進め方をLINEでもお届けしています。友だち追加だけで気軽に受け取れます。
担当変更を依頼するときの例文
ここでは、問い合わせ窓口にメールやフォームで送る例文を紹介します。○○の部分は、ご自身の状況に合わせて置き換えてください。
基本の例文
件名:担当者変更のご相談(○○)
いつもお世話になっております。現在、○○様にご担当いただいている○○と申します。
転職活動を進める中で、希望する方向性について、より詳しくご相談できる方にご担当いただきたいと考えております。大変恐縮ですが、担当者の変更をご検討いただけますでしょうか。
可能であれば、○○分野の求人に詳しい方にご担当いただけますと幸いです。お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
○○(氏名)
電話番号:○○
メールアドレス:○○
希望と違う求人が多い場合の例文
「これまで○○の求人を中心にご紹介いただいておりましたが、私としては○○の求人を優先して検討したいと考えております。○○の分野に詳しい方にご担当いただくことは可能でしょうか。」
連絡の頻度や方法が合わない場合の例文
「現職の業務の都合で、平日の日中は電話に出ることが難しい状況です。メールを中心にやり取りしていただける方にご担当いただくことは可能でしょうか。」
応募を急かされると感じる場合の例文
「応募先を慎重に検討したいと考えており、自分のペースで進められるようご相談させていただきたく、ご連絡いたしました。担当者の変更をご検討いただけますと幸いです。」
どの例文でも、担当者個人への不満を細かく書く必要はありません。「どうしてほしいか」を中心に伝えると、相手も対応しやすくなります。
担当変更の前に試したいこと
担当変更を頼む前に、希望をもう一度はっきり伝えるだけで、状況が改善することもあります。とくに「希望と違う求人が届く」場合は、担当者に条件が正しく伝わっていない可能性があります。
希望を伝え直すときは、次の表を使って整理しておくと便利です。
| 項目 | 記入欄 |
| 絶対に譲れない条件 | (例:リモート勤務が週3日以上) |
| できればかなえたい条件 | (例:年収は現職と同じ以上) |
| 避けたい条件 | (例:客先常駐が中心の働き方) |
| 希望する職種・工程 | (例:自社サービスの開発、設計から担当) |
| 連絡の方法と時間帯 | (例:メール中心、連絡は平日19時以降) |
| 転職したい理由 | (例:上流工程の経験を積みたい) |
条件に優先順位をつけて伝えると、担当者も求人を選びやすくなります。それでも改善しない場合は、担当変更を考えればよいでしょう。
担当変更以外の選択肢
担当変更のほかにも、いくつかの選択肢があります。自分の状況に合う方法を選びましょう。
| 選択肢 | 向いている場合 | 注意点 |
| 担当変更を依頼する | そのエージェントの求人や支援には満足している | 担当者が少ないと、希望どおりにならないことがある |
| 別のエージェントを併用する | 求人の幅を広げたい、比べながら進めたい | 同じ企業に複数のエージェントから応募しないよう注意する |
| エージェントの利用をやめる | 自分で応募先を探して進めたい | 日程調整や条件交渉を自分で行う必要がある |
複数のエージェントを併用する場合は、同じ企業に重ねて応募しないことが大切です。どのエージェントから、どの企業に応募したかを一覧にして管理しておきましょう。
担当者との相性に迷ったら、一度話してみませんか
経験豊富なアドバイザーが、これまでのキャリアや希望を丁寧にヒアリングし、納得のいく進め方を一緒に考えます。まずは情報収集の一環として話を聞いてみたいという方も歓迎です。
合わない原因の切り分け|担当者の問題か、エージェントの得意分野の問題か
担当者が合わないと感じたときは、その原因が担当者個人にあるのか、エージェントの得意分野やサービスの仕組みにあるのかを切り分けることが大切です。
・担当者個人が原因(話し方、連絡の頻度、理解度など):同じエージェントで担当変更を依頼する
・エージェントの得意分野が原因(求人の領域、職種の専門性など):自分の職種に強いエージェントを併用する
・自分の希望が固まっていないことが原因:まずは希望条件を整理し、担当者と認識を合わせる
たとえば、幅広い職種を扱う総合型のエージェントでは、エンジニアの細かな職種の違いまで踏み込んだ提案が難しい場合もあります。一方で、特定の領域に特化したエージェントは、扱う求人の数が限られることがあります。
担当者を変えても同じ不満が続く場合は、エージェントの得意分野と、自分の希望が合っていない可能性があります。それぞれの特徴を理解したうえで、使い分けるとよいでしょう。
合う担当者と出会うためのポイント
エンジニアが転職エージェントを選ぶときは、次の点を確認しておくと、合う担当者と出会いやすくなります。
・自分の職種や技術領域の求人を、どのくらい扱っているか
・担当者が、職種の違いや必要なスキルを理解しているか
・希望条件に合わない求人を、無理にすすめてこないか
・連絡の方法や頻度を、こちらの都合に合わせてくれるか
・書類の添削や面接対策など、必要な支援が受けられるか
最初の面談では、「私の経験だと、どのような求人が考えられますか」と聞いてみるのも一つの方法です。答え方から、担当者が経験を理解しているか、提案の幅があるかを判断しやすくなります。
私たちは、IT・機電の両領域に特化したエージェントとして、エンジニアの職種ごとの違いを踏まえたうえで求人をご提案しています。相談の現場では、「前に利用したエージェントでは技術の話が通じなかった」という声を聞くこともあります。専門分野に特化したエージェントを併用することも、合う担当者と出会うための選択肢の一つです。
自分の経験を理解してくれる担当者と、転職を進めたい方へ
市場価値を客観的に評価したうえで、職種や技術領域に合った選択肢を一緒に考えます。今の悩みの相談だけでもかまいません。
まとめ
・転職エージェントの担当者が合わないときは、担当変更を依頼してかまわない
・依頼は問い合わせ窓口から行い、担当者を責めず「どんな担当者を希望するか」を伝える
・変更の前に、優先順位をつけた希望条件を伝え直すと改善することもある
・担当変更のほか、別のエージェントの併用や利用をやめる選択肢もある
・合わない原因が担当者個人か、エージェントの得意分野かを切り分けて対処する
よくある質問
転職エージェントの担当変更は失礼になりませんか?
失礼にはあたりません。担当者との相性は転職活動の進めやすさに影響するため、変更を依頼するのは利用者として自然なことです。担当者個人を責める伝え方は避け、「どんな担当者を希望するか」を中心に伝えれば、角を立てずにお願いできます。
担当変更を依頼すると不利になりませんか?
担当変更を理由に、紹介される求人が減るなど不利な扱いを受けることは、通常は考えにくいものです。ただし、担当者が少ないエージェントでは、希望どおりに変更できない場合があります。その場合は、別のエージェントの併用も考えてみましょう。
担当者本人に変更したいと伝えるべきですか?
本人に直接伝える必要はありません。公式サイトの問い合わせ窓口などから依頼するほうが、気まずくなりにくいでしょう。窓口が分からない場合は、エージェントの代表の連絡先に問い合わせれば、担当部署につないでもらえるのが一般的です。
選考中に担当者を変えても大丈夫ですか?
選考中でも担当変更はできるのが一般的です。応募先の情報や選考の状況は、新しい担当者に引き継がれます。ただし、面接の直前などは連絡の行き違いが起きないよう、進行中の選考の扱いを窓口に確認してから変更しましょう。
担当を変えても合わない場合はどうすればいいですか?
担当者を変えても同じ不満が続く場合は、エージェントの得意分野と自分の希望が合っていない可能性があります。自分の職種や領域に強いエージェントを併用したり、自分で応募先を探したりする方法も考えてみましょう。
転職エージェントは何社くらい使うのがよいですか?
決まった数はありませんが、管理できる範囲で2〜3社程度を併用する方が多い傾向があります。総合型と、自分の職種に特化したエージェントを組み合わせると、求人の幅と専門的な提案の両方を得やすくなります。同じ企業への重複応募には注意しましょう。
転職エージェントとの付き合い方は、転職活動の進めやすさを大きく左右します。エンジニアの転職活動の進め方や、エージェントの使い方に関する情報を、LINEで配信しています。
この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部
主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。
この記事の監修者

人材紹介事業部 事業統括責任者 堀 凌也
関西学院大学卒業後、新卒で当社入社。入社直後よりリクルーティングアドバイザーとしてトップクラスの成績を収め、組織内最年少で拠点責任者に抜擢。
現在は求職者への価値提供と企業の採用課題解決を両立する事業統括責任者として、組織の急成長と人材育成を牽引。
