プロダクトマネージャーの年収は?年収が高くなる理由・上げる方法を解説

プロダクトマネージャーの年収は?年収が高くなる理由・上げる方法を解説

「プロダクトマネージャーの年収はどのくらい?」「エンジニアからPdMになると年収は上がる?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

プロダクトマネージャーは比較的高い年収が提示される求人もありますが、担当するプロダクトや責任範囲、経験によって年収には大きな差があります。

そのため、平均年収だけではなく、自分の経験ならどの程度の求人を狙えるのかを見ることが重要です。

この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、プロダクトマネージャーの年収や年収差が生まれる理由、年収を上げる方法を解説します。

プロダクトマネージャーの年収はどのくらい?

プロダクトマネージャーの年収を考える際は、公的統計と求人データを分けて見る必要があります。厚生労働省のjob tagには「プロジェクトマネージャ(IT)」の統計はありますが、Product Managerとしてのプロダクトマネージャーとは別の職種です。

そのため、プロダクトマネージャーの年収を確認する場合は、求人データも参考にする必要があります。

Indeedが2026年9月4日に更新した掲載求人データでは、プロダクトマネージャーの正社員の年収は825万円とされています。33,398件の求人データから算出した中央値で、賞与や特別手当を含む数値です。

プロダクトマネージャーの年収は一律ではなく、求人媒体や集計対象によって数値に大きな差が出る点には注意が必要です。

実際、スタンバイが2026年8月に掲載した求人を集計したデータでは、正社員の募集年収は平均484万円、中央値483万円でした。Indeedとは集計方法や掲載求人が異なるため、単純比較はできません。

出典:Indeed「プロダクトマネージャーの正社員の平均年収・給料相場」

出典:スタンバイ「プロダクトマネージャー求人の給与・年収・時給情報」

プロダクトマネージャーの年収データを見るときの注意点

プロダクトマネージャーの年収を調べると、サイトによって500万円前後から800万円以上まで異なる数字が出てくることがあります。これは必ずしもどちらかのデータが間違っているという意味ではありません。

確認項目年収データに差が出る理由
集計対象掲載されている企業・求人が異なる
集計方法平均値・中央値などが異なる
雇用形態正社員・業務委託などが混在する場合がある
求人レベルメンバー・シニア・責任者などが異なる
企業規模スタートアップから大手まで含まれる
担当範囲機能企画から事業責任まで幅がある

「プロダクトマネージャーの平均年収は○万円」と一つの数字だけで判断しないことが大切です。自分が検討している業界・企業規模・ポジションに近い求人の提示年収を複数比較しましょう。

プロダクトマネージャーの年収に差が出る5つの理由

同じプロダクトマネージャーでも、年収には差があります。特に確認したいのが、経験・責任範囲・プロダクト・企業・専門性です。

1. プロダクトマネージャーとしての経験

PdMとして担当したプロダクトや経験年数によって、任される仕事は変わります。初めてPdMになる人と、複数のプロダクトを成長させてきた人では、企業から期待される役割が異なります。

例えば「PdMを3年間経験した」だけでなく、担当したユーザー規模やプロダクトのフェーズ、自分が意思決定した範囲まで整理することが重要です。

2. 担当する責任範囲

同じPdMでも、機能単位の企画を担当する場合と、プロダクト全体の戦略を担当する場合があります。さらに事業計画や売上まで責任を持つポジションでは、求められる能力も変わります。

職種名ではなく「何を決める権限と責任があるのか」が年収を見るうえで重要なポイントです。

3. プロダクトの規模やフェーズ

立ち上げ直後のサービス、成長中のサービス、大規模な既存サービスでは、PdMに求められる仕事が異なります。新規事業では仮説検証や立ち上げ、既存サービスでは大量のデータを使った改善などが重視される場合があります。

4. 企業の給与水準

同じ仕事内容でも企業によって給与制度は異なります。IT企業やスタートアップ、大手事業会社など、所属する企業の給与テーブルによっても提示年収は変わります。

そのため、年収アップを目指す場合はスキルアップだけでなく、現在の会社の給与水準も確認する必要があります。

5. 技術・ビジネスなどの専門性

プロダクトマネージャーは、ユーザー・技術・ビジネスを横断する仕事です。エンジニアリング、UX、データ分析、マーケティング、事業開発など、プロダクトに必要な専門性を持っている人は経験を活かせる場合があります。

例えばエンジニア出身であれば、技術的な実現可能性や開発工数を理解しながら意思決定できることが強みになります。

プロダクトマネージャーの年収は他のIT職種より高い?

単純に「PdMのほうがエンジニアより高い」と判断することはできません。職種だけでなく、経験・企業・役職・専門性によって年収が変わるためです。

参考として、厚生労働省のjob tagでは「プロジェクトマネージャ(IT)」が属する職業分類の2025年の年収は889万円とされています。

ただし、この統計はProduct ManagerではなくITプロジェクトマネージャに対応する統計であり、PdMの平均年収として使用することはできません。

職種年収を見るときの注意点
プロダクトマネージャー求人データによって集計値に差がある
プロジェクトマネージャーPdMとは役割が異なる
ITエンジニア職種・技術領域による差が大きい
ITコンサルタント企業・役職による差が大きい

年収だけで職種を変えるより、自分の経験を活かして責任範囲を広げられるかを見ることが重要です。

プロダクトマネージャーで年収1000万円は目指せる?

プロダクトマネージャーの求人には、年収1000万円以上を含む条件が提示されるケースもあります。そのため、PdMとして年収1000万円を目指すこと自体は選択肢になります。

ただし、PdMになれば自動的に1000万円へ到達するわけではありません。高い年収を提示するポジションでは、プロダクト戦略や事業への責任、複数部門との調整、マネジメントなど、より広い役割が求められる場合があります。

「年収1000万円のPdMになる」ではなく、「1000万円を提示されるPdMには何が求められているか」を求人から逆算しましょう。

プロダクトマネージャーは求人によって年収だけでなく責任範囲も大きく異なります。自分の経験ならどのようなキャリアを目指せるのか、LINEで情報収集することもできます。

公式LINEを追加する

プロダクトマネージャーの年収を上げる5つの方法

年収を上げたい場合は、PdMという肩書きを得ることだけではなく、市場で評価される経験を増やすことが重要です。

1. 担当範囲を広げる

機能単位の企画からプロダクト全体のロードマップ、さらに事業戦略へと担当範囲を広げる方法があります。

例えば「新機能を企画した」だけでなく、ユーザー調査から課題を特定し、優先順位を決め、リリース後の効果検証まで担当できれば、説明できる経験の幅が広がります。

2. 成果を数字で説明できるようにする

転職では、仕事内容だけでなく成果も整理しましょう。「プロダクト改善を担当」だけでは、どの程度の成果を出したのか伝わりません。

例えば「改善施策によって継続率が○%から○%になった」「担当サービスの利用者数が○人から○人になった」など、実際に確認できる数値を使います。

担当業務・自分の意思決定・結果の3つをセットで説明できるようにしましょう。

3. 技術への理解を深める

エンジニアリングへの理解があると、技術的な制約や開発コストを踏まえて判断しやすくなります。特にエンジニア出身者は、これまでの開発経験をPdMとしての強みに変えられる可能性があります。

ただし、技術力だけでPdMとして評価されるとは限りません。ユーザーや事業への理解もあわせて伸ばす必要があります。

4. ビジネスへの担当範囲を広げる

売上や利益、顧客獲得など、事業成果とのつながりを理解することも重要です。プロダクトの機能だけを見るのではなく、「この施策が事業にどのような影響を与えたのか」まで考えられる経験を増やしましょう。

5. 転職市場で自分の経験を確認する

社内では評価されていても、その経験が転職市場でどの程度評価されるかは別の話です。反対に、現在の会社では当たり前だと思っている経験が、他社では評価される場合もあります。

私たちがキャリアを整理するときも、現在の年収だけでなく、担当プロダクト、役割、技術、ユーザー規模、成果などを分解して確認します。

年収を上げるには「現在いくらもらっているか」だけでなく「市場で何を評価してもらえるか」を整理することが大切です。

PdMとしてどのくらいの年収を目指せるか知りたい方へ

プロダクトマネージャーは、肩書きだけでは市場価値を判断しにくい職種です。エンジニア経験や担当プロダクト、マネジメント経験などを整理し、現在の経験を活かせる求人を確認できます。

無料で相談する

エンジニアからPdMになると年収は上がる?

エンジニアからPdMへ転職したからといって、必ず年収が上がるわけではありません。現在のエンジニアとしての専門性や年収、応募先でのPdM経験の評価によっては、年収が横ばいになることも考えられます。

一方、技術理解を活かしながらプロダクト戦略や事業側へ担当範囲を広げることで、中長期的に狙えるポジションが増える可能性はあります。

エンジニア経験PdMで活かせるポイント
システム設計技術的な実現可能性の判断
開発経験開発工数・難易度への理解
要件定義課題・要件の整理
顧客折衝ユーザー・関係者との調整
チームリード開発チームとの連携
データ分析施策の効果検証

年収だけを理由にPdMへ転職するのではなく、自分の強みを活かしながら担当範囲を広げられるかを確認しましょう。

プロダクトマネージャーの年収が上がらないときに確認したいこと

PdMとして経験を積んでいるのに年収が上がらない場合は、原因を分けて考える必要があります。スキル不足だけでなく、企業の給与テーブルや評価制度が影響している可能性もあるためです。

例えば、次の項目を確認してみましょう。

・担当するプロダクトの範囲が広がっているか
・意思決定できる範囲が増えているか
・成果を数値で説明できるか
・事業成果まで関わっているか
・現在の企業の給与上限はどの程度か
・同程度の経験を求める他社求人はいくらか

職種そのものの問題か、職場環境や評価制度の問題かを切り分けることが重要です。

現在の会社で担当範囲を広げれば年収アップにつながるのか、転職したほうが経験を評価されやすいのかを整理しましょう。

年収だけでプロダクトマネージャー求人を選ばない

年収は転職先を選ぶうえで重要な条件ですが、提示額だけで求人を決めると入社後のキャリアに影響する場合があります。

例えば年収が高くても、実際には進行管理が中心でプロダクト戦略に関われない場合、自分が積みたい経験とは合わない可能性があります。

反対に、現時点の提示年収だけでは大きな差がなくても、ユーザー調査から戦略・効果検証まで経験できる求人なら、中長期的なキャリアにつながる場合があります。

求人では次の項目を年収と一緒に確認しましょう。

確認項目見るポイント
年収基本給・賞与・固定残業代など
仕事内容どこからどこまで担当するか
意思決定PdMが何を決められるか
KPI何を成果として評価されるか
プロダクト規模・市場・成長フェーズ
チームエンジニア・デザイナーとの体制
キャリア次にどの役割を目指せるか

「今いくらもらえるか」と「数年後にどの経験が残るか」の両方を見ることが大切です。

PdMとしてどのくらいの年収を目指せるか知りたい方へ

プロダクトマネージャーは、肩書きだけでは市場価値を判断しにくい職種です。エンジニア経験や担当プロダクト、マネジメント経験などを整理し、現在の経験を活かせる求人を確認できます。

無料で相談する

まとめ

プロダクトマネージャーの年収は、経験や責任範囲によって大きく異なります。

・求人データでは集計対象によって年収水準に大きな差がある
・PdMの年収は経験・責任範囲・企業などによって変わる
・年収1000万円以上を含む求人もあるが求められる役割を確認する
・年収アップには担当範囲や成果を具体化することが重要
・求人では年収と今後積める経験の両方を比較する

平均年収だけで判断せず、自分の経験ならどのようなPdM求人で評価されるのかを確認しましょう。

よくある質問

プロダクトマネージャーの平均年収はいくらですか?

求人データによって数値は異なります。Indeedの2026年9月4日更新データでは正社員の年収は825万円とされていますが、掲載求人をもとにした数値です。集計対象や方法によって差があるため、一つの数字だけで判断しないようにしましょう。

プロダクトマネージャーで年収1000万円は目指せますか?

年収1000万円以上を含むPdM求人もあります。ただし、プロダクト戦略や事業への責任、マネジメントなどを求められる場合があるため、金額だけでなく募集要件と責任範囲を確認することが重要です。

プロダクトマネージャーは年収が高い職種ですか?

比較的高い年収が提示される求人はありますが、PdMという肩書きだけで高年収になるわけではありません。企業の給与水準や経験、担当するプロダクト、責任範囲などによって年収は変わります。

エンジニアからPdMになると年収は上がりますか?

必ず上がるとは限りません。現在のエンジニアとしての年収や専門性、PdMとして任される役割によって変わります。転職時は提示年収と今後積める経験をあわせて比較しましょう。

PdMの年収を上げるには何が必要ですか?

プロダクト戦略や事業への担当範囲を広げ、成果を数値で説明できるようにすることが一つの方法です。技術・ユーザー・ビジネスの複数領域を理解できる経験もキャリア形成に役立ちます。

プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーはどちらが年収が高いですか?

単純比較はできません。厚生労働省のjob tagではITプロジェクトマネージャに対応する統計がありますが、Product Managerとは異なる職種です。企業や責任範囲をそろえて求人を比較する必要があります。

年収を上げたい場合も、現在の給与だけでなく市場で評価される経験を増やすことが重要です。PdMを含むITキャリアの情報はLINEでも確認できます。

公式LINEを追加する

この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部

主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。

この記事の監修者

【IT部門統括責任者】キャリアアドバイザー 小畑 大夢

近畿大学卒業後、新卒で当社入社。圧倒的な当事者意識で営業活動に従事し、全社MVP・MVMの連続受賞をはじめ多くの表彰を経験。
圧倒的な求職者様目線を強みに、これまで多くのITエンジニアの転職成功に貢献。
現在は、IT部門統括責任者として、勝てる組織づくりと後進育成に邁進。