面接の入室マナー|ノックは3回?入室から着席までの流れと注意点を解説

面接の入室マナー|ノックは3回?入室から着席までの流れと注意点を解説

「面接のノックは何回が正解?」「入室してから座るまでの流れに自信がない」と不安に感じて検索された方も多いのではないでしょうか。

面接の入室マナーは、ノック3回→「どうぞ」を待つ→挨拶とお辞儀→椅子の横で名乗る→促されてから座る、の順番を押さえれば十分です。完璧な所作よりも、落ち着いて丁寧にふるまえているかが見られています。

この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、面接の入室マナーをノックから着席までの流れに沿って解説します。ドアの状況別の対応やオンライン面接での注意点もまとめました。

結論:面接の入室マナーで押さえるべきポイント

入室マナーで覚えることは多く見えますが、外せないポイントは次の5つです。順番さえ頭に入れておけば、本番で慌てることはほとんどありません。

・ノックは3回が一般的。ゆっくり、はっきり叩く
・「どうぞ」と言われてから入室し、「失礼いたします」と挨拶する
・挨拶の後にお辞儀をする(言葉と動作を分ける)
・椅子の横で名乗り、「おかけください」と言われてから座る
・ドアの開け閉め、座る動作は静かに行う

大切なのは「型を完璧になぞること」ではなく、相手への配慮が伝わることです。多少順番が前後しても、落ち着いて言い直せば印象を大きく下げることはありません。

そもそも面接の入室マナーで見られていること

入室の数十秒で、面接官は社会人としての基本的なふるまいを確認しています。具体的には「来客や取引先の前でも安心して任せられるか」という視点です。

見られやすいのは、主に次の3点です。

・相手の返事を待つ、静かに動くといった周囲への配慮
・はっきりした声で挨拶できるかという基本的な対話の姿勢
・緊張しても落ち着いて立て直せるか

エンジニア職の面接でも、この点は変わりません。顧客折衝や客先対応がある職種では、むしろ第一印象を気にする面接官もいます。

ただし、入室マナーはあくまで「最低限のライン」を確認するものです。所作の美しさで合否が決まるわけではないので、必要以上に身構えなくて大丈夫です。

ノックは何回?回数と叩き方の基本

面接のノックは、3回が一般的とされています。2回は空室確認(トイレのノック)の意味で使われることが多く、面接ではあまり適しません。

ノックの回数一般的な意味合い面接での扱い
2回空室かどうかの確認(トイレなど)避けたほうが無難
3回親しい相手や日常的な訪問日本の面接では一般的
4回国際的な儀礼とされる正式なノック失礼ではないがやや丁寧すぎる印象

叩き方のポイントは次のとおりです。

・利き手の指の関節(第二関節あたり)で叩く
・目線の高さあたりを、「コン、コン、コン」とゆっくり叩く
・強すぎず、部屋の中に聞こえる程度の音にする

ノックの後は、中から「どうぞ」と返事があるまで待ちます。返事がない場合は数秒待ち、もう一度ノックしてください。それでも返事がなければ、「失礼いたします」と声をかけて静かにドアを開けます。

面接の入室マナー5ステップ【ノックから着席まで】

入室から着席までは、次の5ステップで進みます。それぞれの所作を順に確認していきましょう。

1. ドアの前で身だしなみを整え、ノックする

ドアの前に立ったら、ネクタイや襟元、髪型を軽く整えます。深呼吸をひとつしてから、3回ノックします。コートは建物に入る前に脱いでおき、腕にかけて持っておきましょう。

2. 「どうぞ」と言われたら「失礼いたします」と入室する

返事を確認してからドアを開け、面接官の方を向いて「失礼いたします」と挨拶します。ドアは必要以上に大きく開けず、体が通る程度に開けるのがスマートです。

3. ドアの方に向き直り、静かに閉める

入室したらドアの方に向き直り、ドアノブに手を添えて静かに閉めます。後ろ手で閉めたり、勢いで閉めて音を立てたりするのは避けましょう。ドアの方を向いて閉めるのは失礼にあたらないので、安心してください。

4. 面接官の方を向いてお辞儀をする

ドアを閉めたら面接官の方へ向き直り、お辞儀をします。挨拶の言葉を先に言い、言い終わってから頭を下げる「語先後礼(ごせんごれい)」を意識すると、丁寧な印象になります。

お辞儀の角度は、場面に応じて使い分けるのが基本です。

・会釈(約15度):廊下ですれ違ったときなど
・敬礼(約30度):入室時や着席前の挨拶
・最敬礼(約45度):面接終了時の感謝やお詫びの場面

5. 椅子の横で名乗り、促されてから着席する

椅子の横(入口に近い側)まで進み、バッグを足元に置きます。「○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」と名乗ってから、敬礼をします。

面接官から「どうぞおかけください」と言われたら、「失礼いたします」と一言添えて座ります。自分の判断で先に座らないことが、入室マナーで最も大切なポイントのひとつです。

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ドアの状況・部屋の状況別の対応

実際の面接では、教科書どおりの状況ばかりではありません。迷いやすい場面の対応を表にまとめました。

状況対応のポイント
ドアが開いているノックは不要。入口で「失礼いたします」と挨拶してから入る
面接官がまだ来ていない案内された席の横で待つか、促されれば着席。入室時は立ち上がって挨拶する
社員に部屋まで案内された案内役がドアを開けた場合はノック不要。お礼を伝えて入室する
集団面接先頭の人がノックし、最後の人がドアを閉める。挨拶は全員で合わせる
引き戸のドア開ける・閉める動作を静かに。手を添えて最後まで丁寧に閉める

面接官が後から入室する場合は、ドアが開く音が聞こえたら立ち上がりましょう。椅子の横に立って「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、お辞儀をします。改めて「おかけください」と言われてから座れば問題ありません。

荷物・コートの扱いと座り方

荷物とコートの扱いも、入室時に見られやすいポイントです。基本の置き方は次のとおりです。

・バッグは椅子の横(入口側)の床に置く。自立するビジネスバッグが望ましい
・コートは入室前に脱いでたたみ、バッグの上に置く
・空いている椅子があっても、勝手に荷物を置かない

着席したら、背もたれに寄りかからず、椅子に少し浅めに腰かけます。背筋を伸ばし、手は膝の上に軽く置きましょう。足を組む、腕を組むといった姿勢は、緊張していても避けたほうが無難です。

技術面接で手元の資料やポートフォリオを使う場合は、面接官から促されてから取り出すとスムーズです。

オンライン面接の「入室」マナー

オンライン面接にはドアもノックもありませんが、「入室」にあたる場面はあります。対面と同じく、最初の数十秒で印象が決まると考えて準備しておきましょう。

・開始5〜10分前には接続し、映像と音声を確認しておく
・待機室で待つ場合は、カメラに映る姿勢を整えておく
・接続されたら「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、軽く会釈する
・名乗るときは、画面の顔ではなくカメラを見る

背景や照明、通信環境の確認も「入室前の身だしなみ」の一部です。音声が途切れた場合は、慌てずに「音声が途切れてしまったようです。もう一度お願いできますか」と伝えれば十分です。

ノックの回数よりも、自分の経験をどう伝えるかに不安がある方は少なくありません。面接に向けた準備を一緒に整理することもできます。

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やりがちな失敗と対処法

本番では、緊張から思わぬミスをしてしまうこともあります。よくある失敗と、その場での対処法を押さえておけば安心です。

よくある失敗その場での対処法
返事を待たずにドアを開けてしまった「失礼いたしました」と一言添え、落ち着いて挨拶から続ける
ノックを2回にしてしまった気にせずそのまま進める。回数だけで評価が決まることはまずない
名乗る前に座ってしまった「失礼いたしました」と立ち上がり、改めて名乗ってから座り直す
声が小さくなってしまった名乗りや最初の回答で、少し大きめの声を意識して立て直す
ドアを閉める音が大きくなった謝りすぎず、次の所作を丁寧に行うことに集中する

失敗そのものより、失敗した後に落ち着いて立て直せるかのほうが印象に残ります。一つのミスにとらわれず、その後の受け答えに集中しましょう。

エンジニアの面接でマナーはどこまで重視される?

相談の現場では、「ノックの回数を間違えたら不合格になりますか」という声をよく聞きます。私たちがこれまで支援してきた経験では、入室マナーの細かな違いだけで不合格になる例はほとんど見られません。

エンジニアの選考で主に見られるのは、これまでの経験・技術力と、応募先の業務との一致度です。入室マナーは加点の要素というより、「最低限の社会人マナーがあるか」を確認する減点方式の項目と考えるのが現実的です。

一方で、選考に通らない状況が続いて「自分の面接マナーが悪いのでは」と悩む方もいます。その場合は、落ちた原因がマナーや話し方なのか、経験・スキルと応募先とのミスマッチなのかを切り分けることが大切です。

・面接官の反応が良いのに落ちる場合:求人の要件と経験が合っていない可能性
・一次面接で落ちることが多い場合:自己紹介や経験の伝え方を見直す余地
・特定の業界・企業でだけ落ちる場合:応募先選びそのものを見直す余地

マナーの練習だけを繰り返しても、原因が応募先選びにあれば結果は変わりにくいものです。客観的に振り返ることで、次の選考で何を改善すべきかが見えてきます。

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まとめ

・面接のノックは3回が一般的。2回は空室確認の意味合いがあるため避けたほうが無難
・入室は「ノック→どうぞを待つ→失礼いたします→ドアを閉める→お辞儀」の順に行う
・椅子の横で名乗り、「おかけください」と言われてから着席する
・ドアが開いている、集団面接、オンライン面接などは状況に合わせて対応する
・マナーの小さなミスより、立て直す姿勢と経験の伝え方のほうが選考では重要

よくある質問

面接のノックを2回にしてしまったら失礼ですか?

失礼にあたる可能性は低く、それだけで不合格になることはまずありません。2回は空室確認の意味で使われることが多いため、面接では3回が無難とされています。間違えたことに気づいても、その後の挨拶や受け答えを丁寧に行えば問題ありません。

ドアが開いている場合もノックは必要ですか?

ドアが開いている場合、ノックは基本的に不要です。入口で立ち止まり、面接官の方を向いて「失礼いたします」と挨拶してから入室しましょう。ドアを閉めるよう指示された場合のみ、静かに閉めます。判断に迷ったら、軽く会釈して挨拶すれば十分です。

ノックしても返事がない場合はどうすればいいですか?

数秒待ってから、もう一度ノックしてください。それでも返事がない場合は、「失礼いたします」と声をかけてから静かにドアを開けます。面接官がまだ来ていないこともあるため、室内に誰もいなければ、案内された席の横で待つとよいでしょう。

入室マナーを間違えると面接に落ちますか?

細かな所作の違いだけで不合格になることはほとんどありません。エンジニアの選考では、経験や技術力と業務内容との一致度が重視されます。ただし、返事を待たずに入る、促される前に座るといった配慮に欠ける行動が重なると、印象を下げる可能性はあります。

オンライン面接でも入室時の挨拶は必要ですか?

必要です。接続されたら「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、軽く会釈しましょう。対面と同じく第一印象は最初の数十秒で決まりやすいため、開始5〜10分前には接続し、映像と音声、背景を確認しておくと安心です。

カジュアル面談でも同じ入室マナーが必要ですか?

カジュアル面談は選考ではないとされる場合が多いものの、基本的なマナーは面接と同じと考えておくのが安全です。ノックや挨拶、促されてから座るといった基本を押さえておけば、雰囲気が和やかでも失礼になることはありません。

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この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部

主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。

この記事の監修者

人材紹介事業部 事業統括責任者 堀 凌也

関西学院大学卒業後、新卒で当社入社。入社直後よりリクルーティングアドバイザーとしてトップクラスの成績を収め、組織内最年少で拠点責任者に抜擢。
現在は求職者への価値提供と企業の採用課題解決を両立する事業統括責任者として、組織の急成長と人材育成を牽引。