プログラマーはやめとけと言われる理由|当てはまる人と3つの選択肢

プログラマーはやめとけと言われる理由|当てはまる人と3つの選択肢

「プログラマーはやめとけと言われるけれど、本当なのだろうか」「今の働き方を続けていて大丈夫なのか不安」と感じて検索した方も多いのではないでしょうか。

プログラマーがやめとけと言われる背景には、学び続ける大変さや、職場によって偏りのある働き方など、実際の課題があります。ただし、その多くは職種そのものよりも職場の環境によるもので、需要や将来性はデータで見ても高い仕事です。大切なのは、自分の悩みが職種の問題か、職場の問題かを見極めることです。

この記事では、IT・機電エンジニア専門の転職エージェントである私たちが、プログラマーがやめとけと言われる7つの理由、データで見る実態、当てはまる人・当てはまらない人、悩んだときの3つの選択肢を解説します。

結論:プログラマーはやめとけ?

プログラマーはやめとけと言われることについて、要点をまとめると次のとおりです。

・学び続ける必要がある、納期前に忙しくなるなど、実際に大変な面はある
・つらさの多くは、テストばかり任される、残業が多いなど、職場の環境に原因がある
・IT人材の需要は高く、経験を積むほど選べる仕事が広がる職種である
・学ぶことや、ものを作ることに楽しさを感じられない人には、合わない場合もある
・悩んだときは、職種の問題か職場の問題かを切り分けて考えることが大切

「やめとけ」という言葉だけで判断せず、どんな職場で、どんな仕事をするかを見て考えることをおすすめします。

なぜプログラマーはやめとけと言われるのか|7つの理由

プログラマーがやめとけと言われる背景には、いくつかの理由があります。実際に起きている課題として、一つずつ見ていきます。

1. 学び続けなければならない

プログラミングの技術は変化が早く、新しい言語や道具が次々に登場します。仕事の時間以外にも学ぶ必要があると感じる人は多く、これが負担になることがあります。

2. 納期の前やトラブルのときに忙しくなる

システムには公開の期日があり、期日の前には残業が増えることがあります。また、公開後に不具合が起きると、急いで対応しなければならない場面もあります。

3. 下流の工程ばかりで評価されにくい

開発の仕事が何層もの会社に分かれて発注される仕組みの中では、下の層の会社ほど、決められたとおりにプログラムを作る仕事が中心になりやすい傾向があります。自分の工夫が評価されにくく、やりがいを感じにくいことがあります。

4. テストや運用の仕事ばかりになる

SES(システムエンジニアリングサービス:技術者が取引先の企業で働き、技術を提供する契約の形)などで働く場合、配属先によっては、プログラムを書く仕事ではなく、テストや運用の監視が中心になることがあります。プログラマーとしての経験が積めず、将来に不安を感じる原因になります。

5. 年収が上がりにくい職場がある

担当する工程が限られていたり、評価の仕組みが整っていなかったりする職場では、経験を積んでも年収が上がりにくいことがあります。

6. 長時間の座り仕事で体に負担がかかる

一日中画面に向かう仕事のため、目の疲れや肩こり、運動不足を感じる人もいます。体調に不安がある場合は、無理をせず医療機関に相談してください。

7. 将来に不安を感じやすい

「年齢を重ねると続けにくい」「人工知能に仕事を奪われるのではないか」といった声を聞くことがあります。将来の働き方が見えないことが、不安につながっています。

相談の場では、「SESで3年働いたが、ずっとテストと監視の仕事で、プログラムをほとんど書いていない」という声をよく聞きます。この方の悩みは、プログラマーという職種よりも、配属された環境から生まれているものです。

同じ悩みを抱えて相談に来られる方は少なくありません。同じ悩みから環境を変えた方の事例や、求人の傾向をLINEでもお届けしています。情報を受け取るだけでも気軽にご利用ください。

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データで見る実態|年収・需要・将来性

やめとけと言われる一方で、データで見るとプログラマーを含むIT職種の需要は高い状態です。プログラマーに限った年収の統計はデータ集にないため、参考として関連するIT職種であるシステムエンジニアの数値を紹介します。プログラマーとは職務が異なり、年収の水準も別である点に注意してください。

指標金額・数値(目安)
参考:システムエンジニア(Webサービス開発)の平均年収約574万円
参考:システムエンジニア(基盤システム)の平均年収約684万円
給与所得者全体の平均年収約478万円
有効求人倍率(情報処理・通信技術者)1.43倍
有効求人倍率(職業計)1.12倍

出典:厚生労働省「job tag/システムエンジニア(Webサービス開発)」「job tag/システムエンジニア(基盤システム)」(令和6年賃金構造基本統計調査に基づく)

出典:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」(2025年11月)

システムエンジニアの年収は、20代前半の約377万円から、40代後半の約760万円が最も高くなっています。プログラマーとして経験を積み、上流の工程に進むことで、年収が上がっていく道があります。

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」(SEの年齢階級別賃金)

将来性の面では、IT人材は2030年に最大約79万人不足するとの試算があります。「年齢を重ねると続けにくい」という声もありますが、経験を積んで設計や管理の役割に進んだり、専門性を高めたりすることで、長く活躍している人も多くいます。

出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年公表)

データで見ると、プログラマーという職種そのものが「やめとけ」と言われるほど将来性が低いわけではありません。大変さの多くは、職場や働き方によって生まれていると考えられます。

やめとけが当てはまる人・当てはまらない人

プログラマーの仕事が合うかどうかは、人によって異なります。ここで紹介するのはあくまで傾向で、当てはまるからといって向いていないと決めつける必要はありません。

やめとけが当てはまりやすい傾向がある人

・新しいことを学ぶのが苦痛で、学ぶ時間をまったく取りたくない
・細かい不具合の原因を調べる作業に、強いストレスを感じる
・一人で画面に向かう時間が長いと、気持ちが続かない
・ものを作ること自体に、あまり興味が持てない

やめとけが当てはまりにくい傾向がある人

・自分で作ったものが動くことに楽しさを感じる
・分からないことを調べて解決するのが好き
・新しい技術に触れることに興味がある
・地道な作業をこつこつ続けられる

当てはまりやすい項目が多くても、職場や担当する仕事が変わると感じ方が変わることもあります。たとえば、一人で画面に向かうのがつらい人でも、チームで話し合いながら進める職場では働きやすいと感じる場合があります。

職場によって大きく違うポイント

プログラマーの働き方は、職場によって大きく異なります。やめとけと言われる理由の多くは、次の表のような職場の違いから生まれています。

観点大変さを感じやすい職場の傾向働きやすい職場の傾向
担当する仕事テストや運用が中心で、プログラムを書く機会が少ない設計からプログラム作りまで関われる
仕事の受け方何層もの下請けの下流で、決められた作業が中心自社開発や、顧客から直接受ける開発
体制少ない人数で、担当が一人に集中する複数人で分担し、相談しやすい
学ぶ環境学ぶ時間や支援がない研修や学習の支援、技術を共有する場がある
評価経験を積んでも評価や年収が上がりにくい成果やスキルに応じて評価される

同じプログラマーでも、職場が変わるだけで働き方は大きく変わります。今の職場が表の左側に多く当てはまる場合は、職種ではなく職場を変えることで、悩みが解消される可能性があります。求人の種類や選び方は、プログラマー求人の記事も参考にしてください。

「やめるべきか」を一人で抱え込む前に

今の悩みが職種によるものか、職場によるものかは、自分だけでは判断しにくいこともあります。経験豊富なアドバイザーが、これまでのキャリアを丁寧にヒアリングし、市場価値を客観的に評価したうえで、納得のいく選択肢を一緒に考えます。
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やめとけと感じたときの3つの選択肢

今の仕事で「やめとけ」と感じたときに考えられる選択肢は、主に次の3つです。

1. 今の職場で改善を求める

上司に相談して、プログラムを書く仕事を担当させてもらう、残業の多さを見直してもらうなど、改善を求める方法があります。自分から学んでいることを伝えると、担当する仕事が広がることもあります。

2. 同じプログラマーで、環境を変える転職をする

プログラミングの仕事は好きなのに、今の職場の環境が合わない場合は、同じプログラマーで働きやすい企業に移る選択肢があります。自社開発や社内開発の企業、開発に関われる割合が高い職場に移ることで、経験と年収の両方を伸ばせる可能性があります。

求人の傾向として、私たちが見ている求人では、2〜3年ほどの開発の経験があると、自社開発の企業などに応募できる機会が広がる傾向があります。テストや運用が中心だった方も、自分で学んで作ったものがあれば、選考で意欲を示せます。

3. 経験を活かしてキャリアを変える

プログラムを書く仕事そのものが合わないと感じる場合は、ITの知識を活かせる別の職種を考えることもできます。次の章で紹介するように、プログラマーの経験を活かせる仕事は多くあります。

原因は職種か、職場の環境かを切り分ける

どの選択肢を選ぶかを決める前に、悩みの原因を整理しましょう。悩みの原因が「プログラマーという仕事そのもの」にあるのか、「今の職場の環境」にあるのかを切り分けることが大切です。職場の環境が原因なら、同じプログラマーで体制の整った企業を選ぶことが近道です。仕事の内容そのものが合わないなら、職種を変えることを考えてみてください。

長時間労働が続いている場合

労働時間には法律で上限が定められているとされますが、適用の条件は働き方によって異なります。私たちはキャリアの専門家であり、法律の専門家ではありません。長時間の残業が続いている、残業代が支払われていないなど、法律に関わる心配がある場合は、労働基準監督署や、弁護士、社会保険労務士などの専門家に相談してください。

プログラマーの経験を活かせるキャリア

プログラマーの経験は、プログラムを書く仕事以外でも活かせます。

・システムエンジニア:顧客の要望を聞き、システムの設計を担う
・社内SE:自社で使うシステムを管理し、社内の困りごとを解決する
・インフラエンジニア:システムを動かすサーバーやネットワークを作り、守る
・テストの専門職:品質を確かめる仕組みを考え、テストの計画を立てる
・ITの技術営業:技術の知識を活かし、顧客に合わせた提案をする

私たちは、客先常駐から自社開発や社内SEへのキャリアチェンジの支援に力を入れており、リモートワークができる求人も扱っています。働き方を変えたいと考えている方は、選択肢の一つとして検討してみてください。

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まとめ

・プログラマーがやめとけと言われる背景には、学び続ける大変さや、職場による働き方の偏りなど、実際の課題がある
・データで見ると、IT職種の需要は高く、経験を積むほど年収が上がっていく道もある
・大変さの多くは、テストばかりの配属や下流の工程中心など、職場の環境から生まれている
・学ぶことや、ものを作ることに楽しさを感じられない人には、合わない場合もある
・悩んだときは、職種の問題か職場の問題かを切り分け、改善、環境を変える転職、キャリアの変更から選ぶ

よくある質問

プログラマーはやめとけというのは本当ですか?

一概にそうとは言えません。学び続ける必要がある、納期の前に忙しくなるなど、大変な面は実際にあります。ただし、その多くは職場の環境によるものです。IT職種の需要は高く、職場を選べば働きやすく経験も積める仕事です。

未経験からプログラマーを目指すのはやめた方がいいですか?

やめた方がいいとは限りません。未経験からプログラマーになった人は多くいます。ただし、入社後に担当する仕事は求人によって大きく異なるため、プログラムを書く仕事に関われるかを確認して選ぶことが大切です。進め方は、未経験からプログラマーを目指す記事で詳しく解説しています。

プログラマーは何歳まで続けられますか?

決まった年齢の区切りはありません。年齢を重ねると続けにくいという声もありますが、経験を積んで設計や管理の役割に進んだり、専門性を高めたりして長く活躍している人も多くいます。年齢とともに、どんな役割を担いたいかを考えておくことが大切です。

プログラマーの仕事はAIでなくなりますか?

すぐになくなるとは考えにくいです。AIがプログラムの作成を手伝う場面は増えていますが、何を作るかを考え、作られたプログラムが正しいか判断するのは人の役割です。AIを上手に使いこなす力を身につけることで、仕事の幅を広げられます。

SESのプログラマーはやめた方がいいですか?

SESという働き方そのものが悪いわけではありません。さまざまな現場を経験できる、未経験から業界に入りやすいなどの良い点もあります。ただし、配属先によってはプログラムを書く機会が少ないこともあります。経験を積めているかを定期的に確認し、必要に応じて環境を変えることを考えましょう。

プログラマーをやめたいと思ったら、まず何をすればよいですか?

まずは、何がつらいのかを書き出してみましょう。仕事の内容がつらいのか、残業や人間関係など職場の環境がつらいのかで、取るべき行動は変わります。原因を整理したうえで、上司への相談や転職など、自分に合った選択肢を考えてください。

プログラマーとしての働き方に悩んでいる方に向けて、環境を変えた方の事例や、IT業界の求人の傾向をLINEで配信しています。転職を決めていない方も、気になったときに読んでいただけます。

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この記事の執筆者

AIdeaCareerMedia編集部

主にIT・機電エンジニアに特化した転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればエンジニア人材の採トレンド等の「エンジニアに携わる転職・採用」の情報を提供します。

この記事の監修者

【IT部門統括責任者】キャリアアドバイザー 小畑 大夢

近畿大学卒業後、新卒で当社入社。圧倒的な当事者意識で営業活動に従事し、全社MVP・MVMの連続受賞をはじめ多くの表彰を経験。
圧倒的な求職者様目線を強みに、これまで多くのITエンジニアの転職成功に貢献。
現在は、IT部門統括責任者として、勝てる組織づくりと後進育成に邁進。